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ロゴ制作の苦い想い出・・・徹夜で制作するも、逃げてしまった韓国人の話。

 随分前のことだが、筆者の知人で有名な料理人が東京に住んでいるが、その友人だと言って、韓国人が筆者へFacebookのフレンドを送ってくれた。

 一応、東京の友人及び韓国人のFacebookを確認し、イベントで一緒に写っている写真や『いいね!』などの履歴を見れば、まあ、信用できるかと思い、フレンドを承諾をすることに。

 それから、毎日のように筆者のFacebookに『いいね!』を付けてくれるのは有り難かったが、時折、深夜にメッセージが飛び込むようになった。

 暫くして、「ソウルに新しく店を出すのに、ロゴをデザインして貰えませんか?」(勿論、有償で)と言ってきた。丁度その頃は、深夜に『書』を嗜んでいた筆者だったので、それを知っての依頼であろうと考えた。

 チャットをしながら、提示された『吉星(Kise)』の課題を拝見し、漢字とアルファベット二種を描くことに決まった。相当急ぎだと言うので、結局、徹夜をして、イメージしたものを筆で一気に描き上げた。

 早速、以下のロゴデザイン2作をスキャンして加工したもの送ったのだが、なかなか返事が来ない。一週間ほど経ったろうか、「自分は店のオーナーではないので、決定権がなく、また、連絡をします。」と言ってきた。

 最初は、如何にも店主のような口振りで、急ぎでロゴを作りたいとの話であり、更には、東京の知り合い料理人の親しい友人でもあるとのことで、一晩で制作したのだが、この作品はとうとう表舞台に上がることもなく、死んでしまった。

 やはり、知る由もない人物の言葉は信用できないと思った。特に、海外の人物となれば、トラブルが生じた時に法的措置も講じにくい。しかし、筆者の友人を利用したことには、許すことはできず、そこで『ブロック』してさようなら。

 一つのテーマに対して、一晩で描き上げる。『速攻』の練習と思えば気が楽だが、それからは、このようなオファーがある場合は、確と、合意書、覚書、または契約書を交わして動くことにしている。(当然のことだが)

一晩で描き上げた『吉星(Kise)』のロゴ

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