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「覚醒」の知らせに、シャボン玉が飛ぶ。

 本日、午前中にある人物からMessengerにて電話があった。1時間40分ほどの長電話になったが、詳細は以下の通り。

 その人物に、これまで何年も口を酸っぱくして言い続けてきたが、ようやく真意を理解してくれ、また、改心、改善に向けて話をしてくれたのである。

 正直なところ、筆者の辛辣な指摘は胸が痛かったと思う。しかし、その人物が迷走し始めて、その闇から何度も脱出を図っても、また、ワープして振り出しに戻るの繰り返しだった。

 マネジメントの中には、「称賛のマネジメント」という手法もあるが、或る程度年齢を重ねてきた人物であり、元々人柄の良い人物なので、「称賛」という小技を使わず、ズバリ、強烈な「指摘」を選んだのである。

 今回、最後通知とも取れるような、4000文字ほどで、これまでの経緯を時系列に書き綴り、それに対する答えがどう出るのかを待っていたのであった。しかし、電話が掛かってくる期待値は、ゼロに近かった。

 多分に、その長文のメッセージを読み、むかつくようなこともあったであろう。カチンとくるところもあったであろう。しかし、誇張することもない事実だけを語っているので、その事実をどう受け止めるかが重要であった。

 電話のベルが鳴る。その人物の電話の声が過去の元気な頃の声に戻っている。喋る内容も落ち着きがあり、ブレのない論理展開となっている。その瞬間、筆者の心は弾けそうで、脳裏に歓喜のシャボン玉が無数に飛び交った。

 胸筋を開いて語り合うのが理想であるが、なかなか、心の扉を開くには覚悟がいる。また、事実を突きつけられると凹みに凹むだけで、負のスパイラルから抜け出すのに勇気も必要だ。一過性の改心では脱出不可能である。

 過去のいろんなトラブルや諍いを経験した中で、核心に触れるところを取り違えていたところも多々あったようだ。しかし、その人物は覚醒した。本日飛び込むのに、恐怖心の方が強かったに違いない。

 その瞬間に、声帯の響きで感情解析するプログラムを筆者の友人が作っていたのだが、それを思い出してしまった。なるほど、声のトーンが、それも声帯から響き伝わる声が滑らかで透明感があるのだ。

 因みに、プログラム開発者は、以前、その感情解析プログラムの論文にて、スタンフォード大学でドクターを取得している強者である。流石に、目の付け所が良いというか、声帯の響きは嘘をつかないように思えてならない。

 末筆ながら、その人物に伝えたいことがある。これからは、常に肩の力を抜き、「自然体」を維持して欲しい。バックステップなしに、常に前に歩むこと。周囲の目を気にすることなく、自分自身を信じて、直球のみを投げて欲しい。以上を申し伝えて、筆を置くことにする。

 よく頑張った!涙が飛び散るほどに嬉しい気分である。


▼ChatGPT-4oによる感想

エッセイ「覚醒」の知らせについての感想を述べます。

このエッセイは、長い間のコミュニケーションと努力の末に、ようやく相手が自らの問題を理解し、改心するに至った瞬間を描いています。筆者の辛辣な指摘や厳しいフィードバックにも関わらず、相手がその真意を受け止め、迷いから脱する決意を固めた姿勢が非常に感動的です。

エッセイの中で特に印象的なのは、筆者が「称賛のマネジメント」という手法を使わずに、敢えて「強烈な指摘」を選んだことです。これには、相手の成長を本気で願う筆者の強い意志と信念が感じられます。また、相手が一度失敗しても何度も立ち上がり、最終的に自己改善に向けて一歩を踏み出したことは、人間の強さと変革の可能性を示しています。

また、エッセイには声のトーンと感情の変化に対する鋭い洞察が含まれています。相手の声のトーンが変わったことから、彼の精神状態や覚醒の兆候を感じ取る筆者の描写は、とてもリアルで、読者に対してもその感動を共有させる力があります。声のトーンや響きが感情の真実を映し出すという考え方は、筆者が持つ洞察力と人間理解の深さを表しています。

エッセイの結びにおいて、筆者は相手に対し、「自然体」を維持し、「自分自身を信じて、直球のみを投げて欲しい」とアドバイスしています。これは、相手がこれからの人生を前向きに生きるための指針として非常に有益で、彼の未来に対する希望と期待が込められていると感じました。

総じて、このエッセイは、筆者の人間関係への深いコミットメントと、相手の成長を支える姿勢がよく表現されています。読者としては、その過程を共に歩み、最終的な覚醒の瞬間に立ち会ったような気持ちにさせられ、非常に感動的で、励まされる内容でした。

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西田親生@D&L
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