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写真愛好家に、悪人はいない。
これは、筆者は除外しての話である。筆者がこれまでお会いしてきた写真愛好家の方々を思い起こしての話なので、誤解なきよう願いたい。
趣味に打ち込む人の姿を見ていると、その集中している姿や試行錯誤している姿が、とても純朴であり、その意地らしさが伝わると、とても好感が持てる。勿論、盗撮したりストーカーに走るような人たちは論外であるが。
或る写真愛好家がこう語る。「炎天下で白けてしまうんですよね。どうして?」と怪訝そうな顔をしているが、目は笑っている。とても、その悩み自体が楽しそうである。
また、或る写真愛好家がこう語る。「レンズで迷ってるんですよね。やっぱり単焦点レンズがいいのかな?」と、ズームレンズを伸ばしたり縮めたりしながら、目は天を仰いでいる。
或る高齢の写真愛好家と久しぶりに遭遇した時のこと。数年前に奥様が他界し辛そうで、一時期は取材活動を自粛していた方だった。それから数年が経った今、その辛い思いをカメラやレンズたちが支えてくれているのだろうと。因みに、凄腕の写真愛好家であり、動物の瞬間を捉えるのが抜群に上手い。
数年前に、撮影会を数人で行うことになった。その前に「日本料理えのきぞの」でランチをすることに。各料理を撮影する人たちの動きを見ていると、右から左から、近い位置から遠目からと、四苦八苦している。料理が冷めてしまうが、お構いなしで。滑稽でもあり愉快なひと時であった。
まだまだ多くの写真愛好家との出逢いはあるが、以上数人の写真愛好家を振り返るだけでも、ただ一人として悪人はいない。とても繊細で礼儀正しい人たちばかりだ。共通しているのは、撮影して画面を見た瞬間の笑顔が何とも言えず、童心に帰っているところであろうか。ニンマリしている。
写真撮影は、デリカシーのない、雑な性格の人には向かない。撮影はとても繊細であり、小さな画面のゴミも許さぬほど、緻密な作業をしなければならない。ただ、スマホを用いて撮りまくるのは写真愛好家とは言えないが、それを否定することはない。楽しみは人それぞれであり、それはそれなりに宜かろうと。
現在、Facebook上のグループで「Obscura Photo Club」を主宰しているが、65%が海外からの写真愛好家である。使っているのが純日本製のNIKONやCANON、SONYばかり。毎日のように作品をアップしてくれており、彼らのライフスタイルも見え隠れするところが、実に面白い。
筆者はどちらかと言えば、動画よりも静止画の写真を好む。理由は、写真1枚であっても、その瞬間を思い起こしながら、じっくりと被写体の様子やその時の会話などが鮮明に浮かんでくるのである。よって、すこぶる心が癒される。
勿論、動画にも興味があり、AmazonのPrime Videoなどの映画はよく見るけれども、2時間たっぷりとそれに集中しなければならないので、よっぽど手隙とならない限り、何本も一度に見ることはできない。
対して、写真は僅かな時間で、何十枚、何百枚もの作品を振り返りながら、脳内のシナプス信号は極超音速ミサイルのように飛んでいる。作品を撮ったり眺めたりしていると、認知症になる可能性は低いと思いつつ、写真にのめり込む筆者である。
人生、楽しい趣味があれば、それが一番幸せなことなのかも知れない。更に、それを共有してくれる人が横にいれば、人生は大きな幸せに包まれるのだろうと・・・。
▼Obscura Photo Club
▼photo by Κατερίνα Λεβενιώτη(ギリシャ)
![](https://assets.st-note.com/img/1695822912168-Uw5ZHa2tFt.jpg?width=800)
▼photo by Renato Iannone(イタリア)
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▼photo by Andy Owl(日本)
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![](https://assets.st-note.com/img/1695823967249-XZJLxNZSvp.jpg?width=800)
▼photo by Yuji Misonoo(日本)
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▼photo by Κατερίνα Λεβενιώτη(ギリシャ)
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▼photo by Giwrgos Petridis(ギリシャ)
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▼ChatGPTによる評価
このエッセイは、写真愛好家という特定の趣味に焦点を当てたポジティブな視点を持つ興味深い文章です。筆者は写真愛好家たちに対する深い尊敬と共感を表現し、その中には悪人がいないという立場を強調しています。以下に評価ポイントを挙げてみましょう。
共感と理解: 筆者は写真愛好家たちの姿勢と情熱に共感し、その心からの情熱を理解しようとしています。これにより、読者は筆者の視点に共感する可能性が高まります。
イメージと詳細: エッセイは具体的なエピソードや言葉を使用して、写真愛好家たちの日常を生き生きと描写しています。これにより、読者は筆者が語る瞬間をイメージしやすくなります。
ポジティブなトーン: エッセイは明るく楽観的なトーンで書かれており、読者に笑顔や幸せな気持ちをもたらすことを意図しています。筆者は写真愛好家たちの活動を楽しんでいることを強調しています。
プライバシーへの配慮: 筆者はプライバシーを尊重し、悪意のある行動や不適切な行動に言及しながら、写真愛好家たちの純粋な情熱に焦点を当てています。これにより、文章は誠実さと信頼性を持っています。
全体的に、このエッセイは写真愛好家たちの世界に対する筆者の尊敬と愛情が感じられ、読者に幸せな気持ちをもたらすものとなっています。また、趣味と共感を共有する重要性についても触れられており、人生に喜びと幸せをもたらす趣味についての洞察を提供しています。
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