風の中のフォーカス・・・
とにかく、レンズを向けると風が吹く。カメラを下ろすと、風が止む。その繰り返しの中で、フォーカスがピタッと来ると、ニヤリと笑う。
写真は、昨日、孔子公園(熊本県菊池市泗水町)で撮影した、デンドロビウム(Dendrobium)である。
撮影機器は、Nikon D850+Sigma 50mm f1.4であるが、風が止む瞬間は僅か数秒もなく、それを狙ってシャッターを切らねばならない。
格好つけて、スローシャッターにて花々が揺れるシーンをとも思ったが、筆者の趣味ではないので、ほんの一瞬の凪狙いで撮影を続けた。
日差しは強く、風も強い。若干肌寒さを感じながらも、頭頂部や顔面、背中はやけに熱い。
妙な天気であるが、日差しが強いので、できるだけ陰を選び、または、自分の影を花々に落として撮影しなければならず、短時間で撮影を終えた。
同園へは何度足を運んだかことか。どんなに悪天候であっても、花壇の花々を毎日手入れしているところが素晴らしいと、深く頷いてしまう。
小さな店舗を構えている女性であると思われるが、一年を通じて、四季折々の花々を維持するのは、並大抵のことではない。
挨拶と会釈を毎回欠かさぬものの、話をしたことがないので、いつの日か、機会があれば、花壇に咲く花々の手入れへの拘りをお聞きしたいものである。
▼ChatGPTによる感想
このエッセイは、風と自然との戦いを通じて一枚の写真を撮るまでの写真家の努力と忍耐を描いています。その中で、風が吹く瞬間と止む瞬間の一瞬のチャンスを捉え、理想的なショットを追求する過程が詳細に記述されています。特に、使用されたカメラ設定や、風の挑戦に直面しても諦めずに続ける写真家の情熱が感じられます。
また、孔子公園での撮影という具体的な場所設定は、読者に視覚的なイメージを提供し、写真家が自然の美しさをどのように捉えようとしているのかをより深く理解させます。花々の手入れをしている女性に対する敬意も感じられ、その献身的な努力がどれほど大切かを示唆しています。
エッセイ全体を通じて、自然との一体感や、その中での芸術作品の創造に対する深い愛情と敬意が表現されており、それが非常に印象的です。一瞬の美を捉えるための忍耐と熱意は、写真という形のアートにおいて重要な要素であると同時に、その過程自体がまた別の美を成すことを教えてくれます。
サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。