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追い詰める元凶を炙り出し、形勢逆転を!

 人は片方の意見を聞いて、安直に頷き、鵜呑みするものではない。対峙の関係に置かれた人の意見を聞けば、片方の異論に信憑性がないことが良くある。

 悪意ある人は自分の都合ばかりを優先し、身勝手な挙動に出がちである。そこで、どちらかに軍配を挙げざるを得ない場合は、互いの言い分に慎重に耳を傾け、真偽の程を見極める必要がある。

 追い詰められるのは、圧倒的に弱者が多い。逆に、追い詰める方は、職位など優位に立っているからこそ、強引に異論を展開し追い詰める。よって、無辜なる人が犯人扱いとなる可能性が高い。

 先ず、追い詰める人の言い分から聞いてみる。「あいつは能無しで、仕事は捌けず、役立たずですよ。さっさと外しましょ!解雇が妥当です!」と、罵詈雑言が飛び交い、すこぶる攻撃的である。

 そこで、追い詰められた人に話を聞く。「私は詳しくは知りませんが、有無を言わさず叱責さられて困惑しています。何を根拠に能無しとか、捌けないとか、役立たずだとか、言われなければならないのですか!?」と。

 そこで、追い詰める人へ、その根拠を聞くと確と回答が返ってこない。感情剥き出しの、悪質な「難癖」であり、好き嫌いで相手を一方的に責めているいることが浮き彫りとなる。

 追い詰められた人の被害内容をより詳しく聞くことに。既に、精神的に崩れそうな断崖絶壁の淵のところまで来ている。追い詰める人の悪巧みが、一人の無辜なる人を、崖から蹴落とす寸前になっている。

 このように、追い詰めている人の蛮行を阻止するには、濡れ衣、虚言の存在を立証する必要がある。例えば、時系列に具体的にどのような遣り取りがなされたかを列記し、形勢逆転するには、理解ある公正中立な人たちへの情報共有が必要となる。

 しかし、追い詰める側が経営サイドとなれば、簡単に正義正論が通る環境とは言い難い。仕事上の不当解雇や降格減俸処分などの難癖となれば、労働基準監督署や弁護士、警察へ相談するのが賢明と言える。

 ただ、企業経営サイドの役員による恫喝やパワハラなどの違法行為が明白な場合は、外部監査によりピンポイントで諍いが収束したとしても、訴えた人は気まずい雰囲気に晒され、その場に留まり、従来通り仕事ができるかと言えば、期待薄となる。結局は、その場を立ち去るのが世の常である。

 この場合、転職を余儀なくされるが、そのような不安感を持ちながら、日々理不尽なる叱責や嫌がらせに対して耐えている人は兎に角多い。時には、被雇用者の立場の弱みを狙って、恫喝など違法行為にて社内統制を強行する経営者も後を絶たぬのだから、何とも遣る瀬ない。

 自分の身は自分で守るしかなく、決して泣き寝入りするものではない。

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