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他人事で遣っているから、捌けない。・・・仕事は、全て自分の為に遣る!!!これ、大事。

 筆者の前職はサラリーマンであった。当時の先輩後輩を含む同僚たちは、低く見積もっても六割は日々真剣に仕事をしていたと記憶する。特に、中間管理職以下の社員に絞れば、九割は下克上の競争で倒れぬよう、歯を食いしばって自分の仕事に傾注していた。

 上の六割は少ないように思えるが、安定したマスコミでもあり、当時の経営は安定しており、社員の不安は皆無に等しかった時代である。そこで、周囲の他の企業との共通点に苦笑いしたことがあった。それは、各社全てにおいて、ある程度偉くなればなるほど、経営中枢以外の職位の者は余裕綽々にて、適当にサボっている人間がいたのである。

 マスコミにおいては、広告関連の『営業』の部署は重要なセクションでもあり、一人一人に厳しいノルマはないものの、各営業担当者は対クライアントの『顔出し』など、大変苦労していたに違いない。しかし、嫌な顔一つせず、自分の為に歯を食いしばって業務に傾注していた人間が多かった。

 されど、いつも嫌々ながらに、愚痴ばかりを溢す人間が何処にでも存在する。それは、与えられている仕事を他人事と思うからこそ、鬱陶しい存在なのだ。従って、仕事に直面すると、創意工夫をもって捌こうとはせず、『遣っている感』を臭わせながら、愚痴を叩く。

 如何に上司から指示された仕事であっても、それは他人事ではない。担当者の為に与えられている訳で、自分の為に捌くべき仕事である訳だ。それを、イライラしながら捌くとなると、ストレスばかりが溜まり、良い仕事ができず、長続きすることはない。

 勿論、小言ばかりを言って、部下を弄り回す上司も少なくはない。そのような人物が、悪意をもって嫌がらせをするのであれば、堂々と『正論』を突きつけ、拒否しても構わない。それは、自社の為にも自分の為にもならぬのだから、しっかりと筋を通すが賢明である。毎回、そこで引いてしまうから、『いじめ』や『嫌がらせ』がエスカレートすることになる。

 ただ、底意地悪く、しっぺ返しや報復措置を企む上司がいないとは限らず、常に、『正義正論』を共有し、信頼のおける同僚とスクラム組んで対処すれば、人格が欠落した上司が調子に乗ることはない。

 仕事は、与えられたものも、自ら創り出したものも、全て自分の為に遣るべきもの。他人事として受け止めていると捌けず、特に下克上の世界では、容易に蹴落とされてしまい、『負け組』として肩身の狭い思いをせざるを得なくなってしまう。

 自分の仕事を『足し算の法則』で考えるか、『引き算の法則』で考えるかは人それぞれに自由だが、常にポジティブに『足し算の法則』にて立ち向かう方が、良い結果が得られるに違いない。

総合力を身につけるの図
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