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 「満漢全席」の画像生成大失敗

 実は、日本国内では珍しく、それもワシントン条約により輸入制限のために、最後の「満漢全席」と言われた酒宴を主催したのが筆者であった。

 今回の実験は、その「満漢全席」をキーワードにChatGPTで画像生成を行ったが、惨憺たるものである。生成される画像が、美味しく見えない。時折、AIは妙な色合いと形状で勝負を掛けてくるので驚いてしまう。

 じっくり見ると、気持ち悪くなるような料理が並んでいる。絶対にあり得ず、もし目の前にあったらば嘔吐したくなるほどの料理群である。

 それはどうでも良いが、現在の生成AIでは美味しい料理が思い通りにできないこともある訳だ。勿論、プロンプトにも問題はあるが、ディープラーニングの質にもよりけりであろうかと。

 よって、今回の実験は失敗となった。


▼筆者が主催した「満漢全席」(1テーブル10名)で開催。

▼ChatGPTによる解説

満漢全席(マンハンゼンセキ、Manchu Han Imperial Feast)は、清代の中国で皇帝が主催した、非常に豪華で繊細な宴会です。この宴会は、満州族(マンチュ)と漢民族(ハン)の料理を組み合わせた、数日にわたって提供される多数の料理で構成されています。「満漢全席」は、中国の食文化における最高峰の表現と見なされており、文化的な統合と食の多様性を象徴しています。

この宴会には、数百種類の料理が含まれており、それらは通常、冷菜、温菜、スープ、メインディッシュ、デザートに分けられます。満漢全席には、希少な食材を使った料理や、複雑な調理技法を要する料理が数多く含まれています。例えば、熊の掌、象足、鹿の尾、さまざまな種類の鳥獣の肉などが挙げられます。

満漢全席の開催は、非常に稀であり、主に皇帝の即位式、皇帝の誕生日、または重要な外国の使節の訪問を祝うために行われました。そのため、この宴会は中国の皇室と貴族の間でのみ体験可能でした。

現代においては、満漢全席を再現しようとするレストランもありますが、オリジナルの豪華さや品質を完全に再現することは難しいとされています。それでも、満漢全席は中国の豊かな文化遺産として、また極めて洗練された料理の伝統として、今もなお人々に魅力を与え続けています。

円卓に並ぶ怪しい料理群
円卓に並ぶ怪しい料理群
子豚の丸焼き???
北京ダック???
上海蟹、タラバガニ、毛蟹、ハナサキガニ???

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