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『水・土・日、週休三日制』を導入。『水』の休みが、功を奏す!?

 欧米に比べ、日本人はやたらと働き過ぎである。働いて働いて、休日ぐったりとなる人の方が、圧倒的に多いと思われる。

 筆者は経営側の人間であるが、経営者は結構自分自身を自由にコントロールできる立場にある。しかし、筆者のような自称『働き虫』は、デスクワークが1日あたり15時間以上であろうが、全く苦にならない。

 それを、スタッフ側の立場になって考えてみた。起業前の前職は新聞社であり、午前9時出社、午後6時退社の毎日。当時の休みは日曜日と祝日のみ。一所懸命仕事をしていた感はあるものの、今の環境と比較すれば、気楽な1日8時間労働であった。

 ところが、最近思うことは、毎日の取材をある程度抑えて、取材日を『月・木・金』とすることで、一週間の中日(なかび)でもある水曜日を休むことにした。勿論、実際は、外出を控え、オフィスでデスクワークをしていることになる。

 入社当時の若き頃は、体力も食欲も全てにフル稼働の状態にて、疲れを知らぬ時期であったものの、ある日突然、心身ともに悲鳴を上げることもしばしば。初めて救急車で救急病院へ運ばれた時は、その状況を把握できず、自らの健康を過信していたことに気づかされた。

 現在、頭の中では、『水・土・日』を休日と設定している。そうなれば、月曜日、火曜日をフル回転で仕事に傾注しても、水曜日のワンクッションがあるために、回復が早い。そして、木曜日、金曜日に週の仕上げをやれば、『土・日』で、次週のためのエネルギーの蓄積ができる訳だ。

 一般的な会社員を見ていると、毎日自宅から会社の往復の移動時間も仕事時間と同様に疲れるものだ(移動時間も就労時間に入れるべきである)。特に、大都市部の満員電車の様子を見ていると、息が詰まりそうな気持ちになってしまう。かなりのエネルギー消耗でもあるが、惰性で動いているように思えて仕方がない。

 小さな筆者のICTオフィス。今後は、『水・土・日』と『祝日』を、完全休日とすることに決定。出勤時間も、以前からのフレックスタイムにて、健康管理の徹底を最優先にしようかと。

 世の中は、まだまだ週休二日制が多い中で、これが、全て週休三日制になれば、休日も活発に遊びに出る人たちも多くなる。そうなれば、消費活動も活発化するのは当然の流れとなり、地域経済活性化にも繋がることになる。

 昭和を受け継ぐ、勤勉なる日本人の姿も美しいが、働く割には、バカンスも何もなく、欧米の人たちと比較すれば、時間的に『心のゆとり』が余りにも少ないことを再認識すべきである。

 それには、他の先進国に遅れてしまったデジタル社会のレベルアップは必須となるけれども、どうも、政府の動きは『枠』ばかりに拘り、中身のない政策のまま、今も尚、足踏みしているように思えてならない。

 経営者は働け!スタッフは休め!である。ただし、能力給が原則であり、捌けるスタッフと捌けぬスタッフは、当然のことながら、同じ時間を働いても、格差が生じることになる。

可愛い花々を見ていると、心が癒される。

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