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ホテル文化に学ぶ

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取材先はザ・リッツ・カールトン東京、帝国ホテル東京、ホテルオークラ福岡、グランドハイアット福岡、熊本ホテルキャッスルなど。食文化発信基地としては、最高の食事処を選んでいるので、何… もっと読む
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#ランチ

『豊穣の秋たけなわ 再会の宴』に舌鼓。

 数十年ぶりの旧友(山本順司医師/東京大学医学部卒)との再会。その宴を飾ったのは、『豊穣の秋たけなわ 再会の宴』(脇宮盛久料理長作/熊本ホテルキャッスル 個室 細川)。  学生時代と変わらぬ、互いのトークスタイル。旧友は開口一番、「よく二人で話していたよね。僕は受け身で10聴いて、1話す感じだった。」と。  筆者としては、そんなにお喋りの自覚はないが、彼にとってはそうだったようだ。数十年ぶりの会話は、数十年前と同じペースで、色んな思い出が湧き出してくる。  彼は、防衛医

パスタランチ・・・熊本ホテルキャッスル

 本日の取材ランチは、久しぶりの熊本ホテルキャッスル1階にあるダイニングキッチン九曜杏へ。  本日替わったばかりのパスタ(ペペロンチーノ)ランチをオーダーすることにした。パスタは少なめのハーフを注文。  ハモのフライと山芋、梅、茸の取り合わせが素晴らしく、ここ数ヶ月のパスタランチでは突出しており、すこぶる美味であった。  普段から野菜不足になりがちの筆者の食生活なので、色とりどりのサラダはありがたい。  食後は、料理長からプレゼント的な素敵なデザート。バニラアイスが切

激辛ビーフカレーとの再会!・・・バスタオルが要るほどに。

 熊本ホテルキャッスル1階にある、ダイニングキッチン九曜杏。久しぶりに厨房を覗き込むと、料理長、セカンド、そして若手料理人が勢揃い。  グランドメニューや季節メニュー!?を見ながら、最終的に決めたのは、定番の『激辛ビーフカレーライスセット」。  さあ、激辛との闘いが始まる。  黒服が、戦闘用のでっかいサイズのペイパーナプキンを数枚準備してくれた。それに、冷たいおしぼりも。  ペイパーナプキンを細く丸めて、先ずは、襟巻きトカゲ風にシャツ襟の内側にそれを巻き、汗に対する臨

大阿蘇鶏モモ肉のハーブパン粉焼き サラダ仕立て+カキフライ(サービス)

 本来ならば、カキフライは含まれていない。  この大阿蘇鶏は、とても柔らかくジューシーで、全く癖がない、上質の鶏肉である。パン粉のサクサク感がたまらず、口の中で弾ける。  正直なところ、たった今オフィスに帰ってきて、お腹が空いている中で、この写真を見るのは酷な話。さっさと、アップして終了する。

真鯛のポワレに、チョロンとカキフライが添えてある。

 本日は、先週金曜日の会食(熊本ホテルキャッスル 奥座敷 細川)のお礼に足を運び、ダイニングキッチン九曜杏にて、久しぶりの洋食ランチを頂いた。  何となく魚が食べたいので、ランチメニューから『真鯛のポワレ』をオーダー。「ん?」、真鯛の横にカキフライとタルタルソースが添えてある。  マネージャー曰く「先般、日清 ラ王のKamo Dashiが美味しかったので、料理長がそのお返しとのことです。」と。  こういった遣り取りがとても楽しいけれども、恐縮するばかり。多めのご飯がすっ

メニュー外メニュー。数年ぶりの特製『チャーシュー麺』

 新聞社時代から、熊本ホテルキャッスルの会員制クラブ『エルドラード』にて、夜食としてオーダーしていた、同ホテル特製『チャーシュー麺』。  実は、このメニューはグランドメニューには無く、確か、ルームサービスでオーダー可能になっていたと記憶する。  しかし、この旨さに取り憑かれて、同ホテルの11階フレンチレストラン『トゥール・ド・シャトー』であろうが、1階ダイニングキッチン九曜杏であろうが、会員制クラブであろうが、注文していた。  最近、この特製『チャーシュー麺』を食してい

和食のデザート・・・小ぶりで、上品な仕上げ。

 写真は、ランチで食した和食のデザートなので、そこまでは凝ってはいないが、流石に旬のものを大切に創り上げている。  洋食と比較して、和食のデザートは上品すぎるほど、量も少ないが、最後の〆としての役割はしっかりと果てしている。  多分に、和食は調理中に甘味を使うことが多いので、洋食と比較すれば、料理の中で糖分を摂ることになる。よって、最後のデザートは控え目になるに違いない。  しかし、ランチでもディナーでも同様に、女性陣の目は、最後の〆に向いている。よって、最近は和食と雖

素麺は、大盛り三把でしょ!?・・・とても素麺を食べたくて注文したランチ。

 先ほどの「秋刀魚は、三匹でしょ!?」に続く、ワガママランチ「素麺は、大盛り三束でしょ!?」。  脇宮盛久料理長(熊本ホテルキャッスル)も、いい加減に迷惑だと怒るかも知れないが、とても素麺が食べたくてオーダーした大盛り素麺だった。  完全炭水化物ランチとなったが、薬味とつゆ、そして素麺の喉越しで決まる。これは、これはとツルツル入る素麺だったが、「また、宜しく願います!」と小声で伝えておいた。

秋刀魚は、二匹でしょ!?・・・ダイニングキッチン九曜杏にて

 写真下は、以前、脇宮盛久料理長(熊本ホテルキャッスル)に無理を言って、秋刀魚二匹のランチで食した時のもの。  さっぱりレモンとピリッと大根おろし。芳ばしい焼き立ての秋刀魚を頬張ると、幸せ全開!よって、手前のご飯は一気になくなってしまう。  最近の秋刀魚は昔と比べれば、とても小さくなってしまった感がある。この秋刀魚は脂ののりが良く、香ばしく、塩味もばっちりと、最高だ。  次回は、「秋刀魚三匹お願いします!」とは、恥ずかしいので言わないことにするが、さっぱり和食のランチは

肉肉しい『赤牛ハンバーグ』に舌鼓・・・本日は、和風を食す。

 猛暑の上に、コロナ感染拡大が連日続く。これじゃ、取材どころの騒ぎではないが、本日も、避暑を兼ねてダイニングキッチン九曜杏に立ち寄った。  同ホテルのポイントが貯まったと言うので、喜んで肉肉しい『赤牛ハンバーグ』をオーダーすることにした。何となく得した気分である。  厨房は、若手の調理人が数人いるようだ。出来上がりを待っていると、マンマルコンガリと焼かれ、肉汁が溢れ出るほどの上出来。  ポン酢とニンニク醤油二種と大根おろし、ワサビを準備してもらった。食べ方は様々だが、筆

工藤圭吾流『ナス+ゴマ+ビーフカレー』・・・これは、なかなかの新種なり。

 土砂降りの雨が続く熊本市内。どうにもこうにもならぬ、異常気象。昔の夕立の風情なんぞあったもんじゃない。地球温暖化により、日本は温帯ではなく、亜熱帯だと言わざるを得ない。  毎度のこと、天候が怪しい時には、ダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル)の取材ランチを食しながら、本日の取材を考える。  因みに、本日の取材ランチは、同レストラン料理長の工藤圭吾流カスタマイズカレーライス。『ナス+ゴマ+ビーフカレー』という、今までに味わったことがない新種であった。  味は濃

『ザ・ランチ』・・・熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏(洋食&和食)

 日頃から取材ランチで世話になっている、熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏。(大津大輔マネージャー)  コロナ禍となり足を運ぶのが激減したが、ぼちぼちコロナ禍以前のペースに戻そうかと考えているところである。(しかし、感染拡大が続く)  何はともあれ、同ホテルメイドの洋食、和食は安心安全であり、ランチタイムには勿体無いほど贅沢なものだが、体調管理のためには、バランスの良い料理を食したいと考える。  六十年以上の歴史と伝統を誇る同ホテル。また、この1階レストラン

日本人に生まれて良かったと、思う瞬間。パンや洋食が続くと、和食を前にホッとする。

 写真上は、熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏の天ざる膳である。筆者用にカスタマイズされたもので、グランドメニューのそれよりやや軽めで、おにぎり1個にその日の具が特徴だ。  先ず、ざる蕎麦を頂く。冷たいざる蕎麦と雖も、できるだけ早めに食す方が旨い。最初に塩だけで蕎麦を食し、それから、わさびバリバリにしてツユで食す。結構盛ってあるが、食す時間はほんの数分。  それから、塩をチリっとまぶした天ぷらを齧り、次におにぎりを頬張る。天ぷらのサクサク音と同時に油が口の中で

グルメ専門サイトの点数で右往左往する、飲食店。点数が必要不可欠なるものかを、再検証!!!

 結論から申し上げれば、飲食店をグルメ専門サイトが勝手に点数を付け、序列すること自体、本末転倒と言える。  ツアーエージェントにも点数制を昔から導入している企業があるが、ツアー客アンケートの分析結果は、正直申し上げて、情報コントロールの可能性が多々あり、信憑性に欠ける。  飲食店については、SNS時代となり、一般客が主観的な点数を付けがちだ。グルメ通の人もいれば、酒が目的の人もいれば、ワイワイ騒ぐだけの人や料理の質より量の人もいる。客層は、千差万別。  人の趣味趣向も其