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理不尽なる蛮行

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私自身に限らず、周囲の方々のパワハラ相談を受けて、理不尽なる蛮行が罷り通る世の中が、とても情けないと思います。人を虐めたり恫喝したりして、何も産むことはない。被害者が加害者のよう…
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2023年7月の記事一覧

「史実に基づいて・・・」と言って、正当化されるフェイク。

 先ほど、或る人とのチャットの中で、宮崎県にある西都原古墳群が登場した。現地には確かに「皇族墓参の地」とあったような。どのような史実を元に標柱が立てられていたのか判然としないが、中学生の頃に足を運んだ西都原古墳群の映像が脳裏に浮かび上がった。  また、日本史教科書に軍部クーデターとして「2.26事件」を思い出す。視点によっては、どちらが悪人でどちらが成敗する側なのか、首を傾げるばかり。近代、現代であれば史実として残されているエビデンスは多いが、これが、中世、古代へと遡及する

悪意ある個別面談では、証拠を残せ!

 コロナ禍となり、全国的に随分多くの人たちが辞職に追いやられたのだろうと考えると、とても心が痛む。  某企業Aの経費節減の愚策が、若き人たちの大量「首切り」であった。辞職に追いやられた人たちの話を聞くと、密室の個別面談にて、経営側の都合ばかりが強調され、恫喝され、有無を言わさず辞職に追いやられたと言う。  健全ホワイト企業であれば、先ずは、役員給与から減額すべきだが、某企業Aは社員に虚偽情報を流し、如何にも、役員も同率にて減額していると思い込ませていたのである。  実は

強欲者は責任転嫁が常套手段・・・

 報道によると、大なり小なりの事件やトラブルがあちらこちらで発生しているが、共通しているのは、強欲者は責任転嫁を切り札として逃げに転じるのが常套手段であるということだ。  ウクライナ・クライシスを見ても、一国の独裁者は常に責任転嫁。己の失策、失態を揉み消すために、ありとあらゆるプロパガンダを通じて、虚偽情報を流布し、責任を逃れるのに必死である。  今回の自動車販売会社も同様のことが言える。遅ればせながらの謝罪は一向に構わないが、事件事故は対岸の火事のような言い訳が目立ち、

奢っても見返りはない。だから、奢るな!

 世の中には、顧客への接待や上司部下間の奢る奢られが存在するが、これほどまでに無意味で非生産的なものはない。  何故なら、どんなに厚遇し接待していても、仕事が切れればさっさとそっぽを向く人間ばかりだ。また、どんなに奢ったとしても、それを恩に着る人はほんとんどいない。悲しいかな、それが世の中というものである。  お人好しが一所懸命に相手を思い、自腹を切って大層なご馳走を奢ろうが、相手の笑顔はその時の一瞬で終わる。お返しをしようとか、お世話になったとか、感謝の念は皆無である。

個人事業主SE(システムエンジニア)との単独契約は慎重に!・・・見えない所に落とし穴

 SE(システムエンジニア)のレベルはピンキリである。有能な個人事業主で信用のおけるSEもいれば、水面下で何をしているのか分からぬ、低いスキルの、怪しいSEも存在する。  今回は、企業経営者への警鐘として、決して、「お友達感覚で会社のシステムを任すのは危険である!」と物申したい。  実例を挙げると、或る個人事業主のSEが、自動車販売会社、医療関連販売会社、そして宿泊関連会社の三社と契約を結んでいた。  自動車販売会社は数千万円するシステムの更新時期を数年後に控え、それよ

不誠実なるホテルの実態・・・

 ホテルを利用する際には、玄関ベルカウンターにて、利用客は車の鍵を預けることになる。どのホテルも入館時に同様な手続きを採っている。  某ホテルで食事を終え、ベルカウンターに行き、車の鍵の引き換え券を手渡すと、「すみません。宴会のお客様と間違って鍵を渡してしまいました。」と言うので、キーケースが見つかるまで、ロビーで待つことにした。  2月の寒い日だったので、ロビーの椅子に座って待っていると、足元から段々と刺すような寒さが募ってくる。玄関ドアが開くたびに、冷気が流れ込み、そ

危機管理能力が低迷している教育現場

<熱中症対策>  毎年この時期になると、全国では熱中症で何十人、何百人もの人たちが病院へ運ばれる。重度の場合は、命に関わるケースもある。  地球上が火玉になったり氷球になったりと、温暖化の魔の手が伸び、地球上の生物が根刮ぎ犠牲になりつつある。  昔は、夏休みでも子供たちは裸足で運動場を駆け回っていた。部活では「水は飲むな!」と厳しい精神論を叩き込まれ、倒れそうになっても歯を食いしばり耐えていた。  小学校の講堂では、長時間立ったままの状態で学校長の訓話を聞く。そこで一

霊感商法に惑わされるな!・・・己を救えるのは己しかいない。

 熊本県内では霊感商法の事件が報道されている。いつになっても後を絶たない怪しい詐欺事件。中でも霊感商法というものは、悪徳商法の最たるものであり、人生において無縁であるべきものの一つである。  己の心に迷いが生じ、軸が大きくブレると、藁をも掴む気持ちで何かに縋りたがるのが人間である。相手が、1000%信頼できる心友ならばともかく、実態不明の他人と遭ったり、その饒舌な言葉を安易に信用するものではない。  先ず、「ご祖先」など根拠のない家系の歴史話を持ち込むなど、怪しさ満載の霊

真偽のほどが見分けられない、私情優先主義者。

 人は誰しも、好き嫌いはある。対人関係においても、仕事においても、根拠なく水と油という関係性も存在する、中には、リップサービスに酔いしれ、神輿を担がれ、真偽のほどが見分けられない稚拙な経営者もいる。  それは、何事にも私情を絡ませた人生観によるものだ。真偽のほどをしっかりと見分けるには、冷静なる洞察力、判断力と分析力、更には、好き嫌いの私情を無闇矢鱈に絡めぬことである。また、絶対に一方通行の情報を鵜呑みしないことである。  職位や社会的体裁に気を取られている人間は、虚栄に

謝罪は勝ち負けではなく、誠意を伝える第一歩。

 少々プライドが高く、野心ありきで、体裁を重じる人に多いのは、謝罪を根っから嫌うところだろうか。謝罪を勝ち負けの天秤と誤解しているが為に、謝罪に応じない。謝罪すべき状況下でも、さっさと無視して逃げるばかり。  そもそも、謝罪とは誠意を伝える第一歩であることを認識すべきである。誠意が相手に伝われば、相手の心も穏やかになり、それまで激昂続きの相手が、一歩、二歩と歩み寄り、誤解が解けることで、良好な関係を築くことも可能となる。  対人関係、又は、対企業関係において、諍いは皆無が

ミスター・おにぎりマン(第4話)

 「お前たちは、クレーム処理もできないのか!?この社長である私が、このクレームを入れた人間に直接対応するので、よく見ておけ!」と言わんがばかりに、AとB二人に詰め寄る、ミスター・おにぎりマン。  事の発端は、予約を入れていた人物がその確認をしたところ、全く異なる条件になっていたことへ激怒。その場にいた、ペイペイの社員Sにクレームを入れたのである。  ここで問題を大きくした人物が社員Sであることに注目しなければならない。  社員Sは日頃から上司であるBを更迭させて、自分が

お高くとまる、厚顔無恥なる人たち。

 無知なる者に勝るものはない。アナーキー状態をこよなく愛し、価値あるものを無力化して行くスタンスは、無敵の存在ではなかろうかと。(冗談であるが)  地方で営業を掛けている人物の話を聞けば、「ここの土地柄は、何でもタダで手に入れようとする人が多いんですよ。1円でも安く手に入れたいという人も多いし、価値観にかなりズレがあります。」と嘆く。  無知と言えば、「法の不知」なる人たちと随分出くわしてきたが、持論がすこぶる素晴らしい。「知らなかったので!」で終わってしまう。いい大人が

ミスター・おにぎりマン(第3話)

 「この会社に赴任して気づいたのは、ボンクラ揃いであることだ。旧体制側の老害も耐え難いが、信者たちは考える力もなく、完全に一商店の主人と丁稚の関係にある。」とぼやきまくる、ミスター・おにぎりマン。  旧体制側と対峙の関係を築き、或る時は旧体制側へ猫撫で声での「懐柔策」、或る時は「信者たちへの個人攻撃」、或る時は早朝から女性社員の服装(私服)検査に専念するのであった。  「先日、取締役の一人を出張に連れて行ったのは良いが、お客様気分になっているボンクラに腹が立った。何故、出

ミスター・おにぎりマン(第2話)

 おにぎりマンが、或る女性社員を自慢げに語る。「あの子は最初会った時に立ち姿もお辞儀も一番美しかった。非常に見込みがある!」と豪語する。  それから数ヶ月後に、「あの子が体調を壊したようなので、無理のない部署へ異動させようと思っているが・・・。」と、おにぎりマンは悲しげだ。  更に数ヶ月後に、「私は19、20歳の生娘に裏切られた。彼女は突然会社を辞めてしまった。辞職後に或る宴会で彼女に遭遇し、気が狂いそうに腹が立った。」と。  「薄給の人間が付けるようなアクセサリーじゃ