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何の前触れもなく熱が三十九度まで上がったぞまとめ

なにが起きたのか
・風邪の予兆が全くないまま体温が急上昇。
・昼過ぎに悪寒を感じ、夕方には三十八度を突破。夜中に三十九度のピークを迎える。
・翌日には三十八度まで下がるもののそのまま安定。
・徒歩圏内の内科は発熱外来を停止していてそのまま葛根湯とバファリンでしのぐ。
・発熱してからぴったり七十二時間後には平熱に落ち着くも、そこから風邪の諸症状が現れる謎状態。

たまたま個人的に二連休でした

その日。
夫が「茨城に行きたいから休んでよ」というので渋々に連休をとっていたのですが、「来週は雨っぽいから前倒しにしよう」と前の週に茨城行きを敢行したため、付き合う理由はなくなってました。
それでも一日は夫につきあい、もう一日は自分のために休もうと思っていたのが、
「河津桜が咲き始めたみたいだから明日は見に行こうか」的なことを口走ったため、さすがに「わたしの休みをどれだけ食い潰すのか(意訳)」と抗議し、一人時間をもぎ取る。
まぁ、わたしとしては、午前中に計画していた作業を済ませれば、午後くらいは相手にしてやってもいいかな、とは思っていたのですが。

家にいたら気が散って作業できないので、早々にノートパソコンを背負って近くのファミレスに逃亡。
この時点で、さらっとした鼻水を感じる。
「花粉症かなぁ、去年は薬なしでしのげたんだけど、今年はだめなのか」
と、モーニング(ドリンクバーつき)の前に鼻炎薬を飲みました。
つつがなく作業は進みますが、
薬、効いてないな……?

それでも、思っていた以上に作業ははかどったので、帰る前に買い物していくか、と近所のスーパーに立ち寄り、店内を歩いている間に、妙な違和感を感じる。
熱が上がる直前の、あの不快な悪寒です。
もう、これは本能に近かったですね。
普通の買い物をしながら、念のためにとスポーツドリンクを買い、値下がっていたビタミンドリンクを買い、レンチンでパスタ作れる袋入りのあれを買い、家に帰ったあたりで既に熱が上がっているのが自分で判る。
のんびりこたつにこもっている夫をよそに、わたしは自分を隔離するために寝室から布団を運び出し、リビングの横の和室にセット。充電ケーブルとスイッチと、ボトルに小分けにしたスポーツドリンク、夏から冷凍庫で凍っている熱中症対策ゼリーやら水やらを枕元に並べ、常備薬の葛根湯を飲み、準備万端で寝込みました。

熱、上がる。

横になって三時間ほどで三十八度まで達し、自分の勘の良さを実感。
まだ体力のある内に、職場に電話し「熱上がって明日の出勤やばいかもしんない」と予防線を張る。
ものを食べる体力はあったので、レンチンでできるカルボナーラを作って食べ、起きているのがおっくうになってまた横になる。

もう三十八度を超えると、トイレに起きあがるのも嫌ですね。ていうか、熱のせいで、腰がおかしい。立って歩くのも大変。
水分をとるのに、起きあがるのもだるい。長いストロー付きのスポーツドリンク用のボトル、買っておけば良かった。

何の役にも立たない夫は、それでもなにかを察したらしく、自主的に洗濯を始める。そして干す(洗ってたのは知ってたけど干してるときは眠っていた)。そしてあとはこたつにこもってテレビを見ている。
まぁ急変したときに、救急に連絡できる程度に役立ってくれれば良いと割り切る。

寒い、けど、もちろん眠れない、微妙にまだ体力がある、しかし起きあがりたくはない、ということで、
横になりながらだらだら動画を見てました。蟲師。今YOUTUBEで十三話まで無料で見られるのでお勧めしておきます。

そして、この深夜に三十九度を突破。

いやぁ、これはさすがにやばいのでは?
明日、近所の内科に予約して見てもらおう、朝になれば発熱から十八時間だから検査キットも使えるはず。
後は死なないように頑張ろうと、無理矢理水分補給していたら、
悪寒が暑さに切り替わる。
どうやら発熱のピークは来たらしい。この間、飲んだのは葛根湯二包と、頭痛対策のバファリン一錠ですね。上がりきる前に熱を無理矢理下げるのは下策と判っていたので、それ以上は飲みませんでした、強いロキソニンとか持ってたんだけどね。

うちはやってません


どうやら三十八度まで下がる。しかしそこから下がる気配はないので、内科の開院を待って電話したところ、
「うちはコロナとインフルエンザには対応できないので、ほかの病院を当たってください」

ちょっと前にT某がインフルエンザにかかった病院では、事前に自分で検査キットを使って判定してから予約だったんだけど、
今のこの状況で、使えない夫を走らせて検査キットを買ったところで、病院には自分で運転していかなきゃいけない。

無理。

もう誰も頼らない。
わたしはこのまま、布団にくるまってじっとしていることを選びました。

職場には今日は無理ということで連絡をいれ、こたつに入って動かない夫に、

「散歩に行くついでに買い物してこない?」
「いいけど、お前歩けるのか」
「行くのはあなただけだよ」

お買い物できるかな、ということで、アイスにシャーベットにフルーツゼリーと、欲しいものを書いてお金を持たせて送り出したけど、
案の定イメージ通りのものを買ってきたのは一つだけでした。
ゼリーほしいっていったけどさ、こういうときは量産型の安いやつじゃなく、ちょっといいフルーツゼリーを買ってくるもんだよ。

おかげさまで、夕方には、アイスが食べられ、自分でおかゆを作るくらいには回復。お風呂にも入りました。昨日三十九度まで上がった人なのにすごい。
ピークまで我慢して熱を上げきったのが幸いしたんでしょうか。深部体温が上がって熟睡はできないので、目が覚めているときは蟲師の続きを見る。無料公開分、全部見ました、後半は耳で聞いていたのが多々ですが。

三日目でとりあえず

朝起きたら、まだ三十七度あったけど、大分すっきりしています。おかゆくらいなら食べる食欲もあります。
昨日の残りを温めて食べ、またごろごろ。この頃から、引いた熱に代わって、咳と鼻水が出始める。体内でやっつけたウイルスを排出してるのかと思えば、細胞の皆さんたちの働きに感謝。わたし、じっとしてることで免疫の皆さんのお役に立ったんですね、

ほんとは休みたかったんですが、手薄な日なのを知っていたので、頑張って出勤しました。

出勤したら、職場全体で死にそうになっててびっくりした。
わたしが休む前はごく普通だったのに、多分三分の一くらいが風邪を引いている。そのうち半分は風邪らしい初期症状に苦しんでる程度で、もう半分は本当なら休まなきゃいけないのを頑張って動いてそうな感じです。

出勤したわたしを見て上長が、
「ちかさん、大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないですけど来ましたよ」
と、発熱からの経過を説明すると、
「やば、俺と同じですよ、俺のうつしちゃったかな」

なんでも、お嬢さんが学校で風邪にかかってきて、今回のようにいきなり熱が上がったものの、検査ではコロナでもインフルエンザにも反応しなかったらしい。

わたしはすれちがいでほとんど会ってなかったんだけど、一番最初に職場で発症したのはこの上長だったらしい。
今の惨状の大本なのか。なんなんだいったい。

わたしは自分の発熱の傾向判ってたので、ピークまで無駄な抵抗をしなかったのが功を奏したのか、今四日目ですが、体力が落ちているのを感じる以外は、大分すっきりしてきました。喉の痛みも、鼻づまりも、大分改善しました。
インフルエンザだったのかもしれないけど、もう、どうでもいいです。

職場のおつb……お姉様の中には、中途半端に解熱剤使っちゃって長引かせてる人もいるので、命の危険を感じない分には熱はあげるだけあげてしまった方が良さそうですね、

熱のせいで唇はボロボロですが、生きてるって素晴らしい。

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