休暇気分でお片づけ 2

上長へのモヤモヤは、ひょっとして前上長からの引き継ぎが上手くいってないだけかも知れないので、明日直接改めてお話しすることにして、そろそろ記憶がおぼろげになってきた義実家片付け話の続き。

環境変わると眠れない

ほど図太くはないはずなんですが、明け方まで起きてたせいか神経高ぶってたんですかねぇ。
てかね、うとうとすると、ふと、匂いで目が醒めるのですよ。介護施設とかの特有のあの匂い、だいぶ薄れてきているのだけど、寝入りばなに嗅覚が敏感になるんですかねぇ。
うつらうつらして目が醒め、うつらうつらして目が醒め。
古い公営住宅だから、外の騒音もわりと入ってきます。明るくなって世間は朝。
結局9時頃ですかねぇ。夜中に運び出した燃えないゴミ、ちゃんと回収されてるといいな。怖くて見にいってません。

自宅から持ってきた食パンとコーヒーで朝ご飯。
リメイク予定の木箱に水拭きして、外側に貼られていた紙を剥がすのと併行しながら、(木箱リメイクに関しては画像付きで記録を残そうかと思ってます)、四畳半の片付け。
そういえば前回持ってきてたままあけてないなと、ちょっとお高めの芳香剤を寝室に使っている部屋に置きます。

動物保護系NPOに発送する荷物を箱にまとめ、最寄りの宅急便の営業所に持ち込みます。なかなか車では道が複雑なところにあって到着に難儀しました。
そのついでにファミレスでお昼を済ませ、戻ってまた木箱のリメイク。
貼られていた紙を剥がし、取り切れないものは目の粗いたわし的なものを水に濡らして擦り落とします。
全体をサンドペーパーをかけるまえに、パテでわれた部分を埋めてしまおう、とちょこちょこ塗ってから、
「ヤスリ等で加工が出来るのは三日目以降です」
的な説明書きに気づく。
詰みました。今回の木箱リメイク作業は終わり。

で、四畳半に残るディズニ○ーグッズ、どこのNPOに送ろうかと改めて検索していたら、
家を出る前にパソコンで調べたときには気づかなかったNPOがヒット。
生活雑貨全般だけでなく、衣類も引き受けてくれるとのことで、
これなら残りの状態のいい奴、全部送れるじゃないの!

あらかじめ持参してきた大きめの段ボール箱に、服だのバッグだの全部詰めて、閉じる。
そして、戻って職場仲間に分けるために、ちょっと柄が可愛いTシャツ数枚を残し、義母の遺産は全て。すべて! はけました。
(さすがに状態が悪い物は廃棄です。ゴミ袋に入れてスタンバイ)

長い戦いでした。

ディズ○ーグッズに本格的に取りかかったのは義母が亡くなってからですから、ほぼ一年以上。
こんな所に押し込まれているよりは、どこかの誰かに使って貰った方が、モノも喜ぶというものです。義母がどう思ってるかは知らん。

戦いあけて日も暮れて

段ボール箱を車に積み、午前中行った営業所に再度向かいます。
ちょうど夕方の下校時間と重なって、道路はとても賑やか。ナビを読み違えて朝とは違う場所に出てしまい、車を路上において台車を借りて運び込む。
無事に手続きを終えて、車も心も軽い気分で帰ります。

晩ご飯は、持参してきたピザを主体に、惣菜を買うつもりだったので、一旦戻って歩いてスーパーに。
ちょっと値引きが始まっていて、惣菜数点とペットボトルのワイン、それにデザートのアイスを持って帰ります。

明日は寒くなると言う話だったので、ふすまを補修し、元仏壇のあった部屋をリビングから切り離す。補修用の紙と、張り替え用の紙と、二種類持ってきてたんだけど、もうひと組は、張り替えるにはボロボロすぎて断念しました。

加工途中の木箱をひっくり返してテーブルクロスを掛けテーブル代わりにし、ワインとピザともろもろを並べ、TVを見ながらだらだらとすごす。
義実家で。あの義実家で、こんなことが出来るとは思わなかった。よく頑張った。相棒を見てから就寝。

ほとんど寝てない上に疲れもあってか、夜中に目も醒めず。金縛りにあったり義母の怨念を感じることもなく、ぐっすり眠りました。

夜は寒くなるらしい

パンとコーヒーで朝ご飯を済ませ、さぁ今日はどうしよう。
木箱のリメイクは手をつけられないし、昼に戻れば地元のクリーンセンターに荷物が持ち込めます。
どうしようか、布団を積むだけ積むか。
しかし、余ってる食器とかもこの際だから一掃したい。分解したTVラックとかも片付けちゃいたい。
そうか、木製品を積めるだけ積んでいこう。

押し入れにつっこんだままだった経机(仏壇の前に置いてある奴)、付随する仏壇グッズ、義父のベッドサイドに置かれていた細いプラスチックの棚に、中身を外して枠だけにしたポータブルトイレ。
正体不明の粉が落ちるこたつは脚を外し、テトリスのようにぴっちり車の後部座席に積み込みます。
押し入れでワイン入れになっていたベンチ型の木箱に、入るだけの食器を詰め。隙間にホットカーペット、折りたたんだ絨毯、卓上ガスコンロに土鍋、杖に傘。
詰めるだけ詰めて、助手席に自分の荷物を置きます。
高速で帰りがてら、どっかでご飯食べよう。そうしよう。

積み込みが終わったので、残りのゴミ袋を四畳半に集め、粗大ゴミに出すために、残った箪笥のサイズを測り。
何が残っているかを大まかに把握して、掃除して帰り支度です。
前回の轍を踏まないために、ガスの元栓だけでなく、水道の大本の栓も止めました。てか、微妙にトイレがちょろちょろ水を流してるような気がするんですよね。

次に来るのは来月かな、と、エンジンをかけたところで、トラブルが発生する。

キーを回すと、セルがまわってエンジンが動くんだけど、少しエンジンがかかって、すぐエンストする。
えっ、これってバッテリー上がりの症状? 私、スモールランプ、つけっぱだったのかしら? でも、昨日車を停めたときは、そんなに暗くなかったよなぁ。

完全にバッテリー切れではなさそうなので、セルを回した瞬間にアクセルを踏み込み、強引にエンジンを回転させます。よかった、エンジンかかった。こんなところでロードサービスなんか呼んでられない。
ほんとは、深夜に出発し、燃えないゴミを地元の収集所にこっそり出すつもりだったのです。
予定を早めて、昼に帰ることにしてよかった。

しかしバッテリー上がりだとしたら、途中でご飯だなんて悠長なことは行ってられません。高速を使い、地元のクリーンセンターまでノンストップです。渋滞でひやひやしましたが、無事到着。

ぐるぐるまわって荷物を降ろし、再計量したら、総重量110キロでした。
偉い。私偉い。

帰りがけの買い物ついでに、スタンドによって車内を掃除しました。塩をまきたいくらいだったけど、持ってませんでした。

翌日、バッテリーは大丈夫か、心配だったのですが、なんの問題もありませんでした。
あれは一体何だったのか。義実家の中の依り代を完全に喪った義母の怨念の、最後の最後の抵抗だったのか。
まぁ生きてる人間の方が強いんですけどね。

残りのアイテム。

・箪笥 ひと棹 (中身ちょっとあり)
・ポールハンガーラック(箪笥と同じくらいの幅。分解できそう)
・やたら長いもの干し竿 二本
・エアコン 三台
・布団、押し入れ丸々ひとつ分くらい
・ガスコンロ
・冷蔵庫
・電子レンジラック、レンジとトースター込み。
・洗濯機
・カラーボックス 二つ(TV台代わり)
・TVモニタ 2台
・バスチェア 踏み台
・壊れた籐椅子
・壊れてない椅子×2
・ヘルパーさんの伝言ノート、大量
・大量の衣装ケース
・写真とか
・ゴミ袋入りのごみ、たくさん

そういえば、年代物のシャワートイレと、お風呂場の風呂釜と風呂桶、あれはどうすりゃいいのかな。まぁ、完全に引き払うときに考えますか。
風呂釜を外したら、ガスはもう止めてもらってもいいんだよな。あの家でお風呂に入りたくは無いし。
事前にリサイクルショップで買った投げ売りのティファール、クエン酸入れて沸かしたら中がピカピカになって、とっても重宝しています。これは引き払うまで義実家に常駐させます。

そして、義父が最初の病院に入院して、三ヶ月です。
病院から、特に連絡は無いです。
振込手続きの用紙に押した銀行印、たぶんあってないから、また支払いに行かなきゃいけなそうです。

世界中が孫


そうそう、叔母の娘さんに、
「残っていたディズ○ーグッズはまとめて寄付することにしました。誰かに使って貰った方が義母も喜んでくれるかなと勝手に思ってます」
的に報告したら。
「いろんなひとにきっと喜んで貰えるよね、でもおばさん(義母)は、『ひ孫のためのモノなのに!』ってわめいてそう」
と返ってきました。
一体何百人のひ孫を持つ気だったのか。世界中の子供達が孫、ひ孫という大きな気分でいてほしいものです。

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