東京下町おうちご飯#70 花椒の油そば
暑い暑い暑い。お昼ご飯は山椒とラー油の辛さでヒーヒー言いながらつけ麺を食べて 額と首に汗をどっとかいて、食べ終わったら 扇風機の首振り機能を止めて 自分にだけ真っ直ぐ当てて 強の風で涼みたい。
なんともまあ。我ながら呆れるほどの 具体的な食欲が出たので 実現することにした。
山椒はやっぱり中国山椒の花椒(ホワジャオ)じゃなきゃ。
家にないので 品揃えの良いスーパーへ 熱い中自転車こぎこぎ 買いに行く。ついでにパクチーも買ってきた。
どこかに余っていた ラーメンスープをどんぶりに適量開けて 冷蔵庫から鰹昆布の水出しの出汁を加えて少し濃いめのスープを作った。いつか夫が遊びで作った食べるラー油もどきも入れて ごま油と白ごまも適量加えて 味を整える。
最後に買ってきた花椒のパウダーを多めに振り入れて混ぜた。適当だけれど たれの出来上がり。
小葱とパクチーを刻んでスタンバイ。
お湯を鍋に沸かして麺を入れて、茹ったらお湯を切り、たれの中へ入れよく混ぜ 小葱とパクチーをどっさりのせたら出来上がり。
仕上げに冷凍庫から砕いたピーナッツを出してパラパラとかけた。
辛っ。ピーナツがカリカリ、ネギとパクチーと山椒と油のハーモニー。味見をした時よりも山椒の辛味が強くてどんどんどんどん舌と唇が痺れてくる。山椒を入れ過ぎたと思うけれど、お酢をかけかけ ヒーヒー言いながらかっこんだ。適当に作ったたれも ごま油でうまくまとまって、とても美味しからかった。
食後の冷たい麦茶とともに扇風機の前を陣取りながら 「コンドハ 花椒ノリョウヲヒカエヨウ」と呟いて。自分の欲求を満たしたお昼ご飯に ひとり 大満足していた。
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