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強い刺激が危険な理由

マッサージ好きな人の中で、「強くして!」とリクエストをされるいう人が結構多いようです。
バラエティ番組で、「ギャーッ!」とお笑い芸人が、施術を受けて仰け反り返ってるのを見ますが、バラエティですからね。面白い絵になるのが好まれるからで、本当は痛いのと効果があるのとは違うんですけどね^^;

痛みや疲労が過度になった時に、脳内から脳内麻薬ともいわれるエンドルフィンが放出されます。痛みやストレスが加わったときに放出され、痛みを和らげる作用を持ちます。

エンドルフィンが関係している代表的な例とされているのが「ランナーズハイ」。マラソンを長時間走り続けていくうちに、さっきまで苦しかったのに突然脚が軽くなっり、呼吸が楽になったり、気分がよくなったりします。1980年代に運動生理学の研究から、心肺機能を高める運動をすると脳内にエンドルフィンが放出され、高揚感や満足感が高まる結果が明らかになっています。

人の身体のシステムが完成したのは狩猟時代。狩りや戦いで怪我をして痛くて動けなくなったら、食べられてしまったり、殺されてしまいます。生き延びるために、エンドルフィンを放出して、本来あるべき感覚や痛み、ストレスを誤魔化してしまうという、身体の知恵なんですね。

身体って生命を守るために、知恵を振り絞ってるんだな〜っていつも感心します。

ポジティブな言い方をすれば、適応能力があるということですが、強い痛みや刺激に適応ばかりしていると、本来得るはずの感覚が麻痺して得られなくなるということです。

実は「麻痺」することが一番厄介

繊細な感覚がわからなくなる痛みがわからなくなるだけでなく、感情までもなくなってしまいます。
鬼滅の刃の栗花落カナヲは、小さい頃ずっと酷い目に遭っていて、自分の感情を失くしてましたよね(ーー;)

麻痺することで身体も心も壊れます

今当たり前と思っていることが、実は麻痺してたってことがあるかも知れませんね(-_-;)
ちょっと立ち止まって、感覚を確かめることも必要かも・・・。






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