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広く浅い「広告」時代の終わり、一人に深い『メッセージ』を届ける時代について

結論から言うと「広く告げる」『広告』の概念から、一人に深い心の奥底に『メッセージ』を届ける時代になっていきます。

そしてこれから盛り上がる『コンテンツ』の文脈は、広告の終焉とリンクしている流れです。

先日noteで書いた記事が今でも広がっていますが、本質的に『広告』のアイデンティティ(存在価値)が古くなって、新しい概念への移行期です。

ひと昔前は「テレビ」バブルの時代がありました。
ユーザー接点として、TVが強い時代であり、F1層など、大まかな視聴率に対して、何百万人に同じ情報を、半強制的に伝えられる時代でした。

ですが、SNSの普及により「分散化」されていき、WEBの世界では、半強制的に見せられた広告から、ユーザーが自ら調べて、情報にたどり着く時代になっています。

さらに、今は大きい時代の流れが待っています。

1)「地上波」→『ネット』→『デジタル化』
2)「テレビ」→『メディアの分散化』→『メディアの超分散化』
3)「芸能人」→『インフルエンサー』→『ミッション化』

そして、表題の一人に深い『メッセージ』を届ける時代については、今の広告の多くは、目に見える問題に対して、浅い解決手段を広く宣伝をして、多くの人に使ってもらう=売上を上げるための企業活動です。

当たり前ですが、目に見える問題に対して、目に見える解決手段は他社もマネがしやすいです。最後は安さ勝負になっていきます。

**『ブランド広告』と言われるものは、顧客やユーザーが抱える問題を「なぜ」を掘り下げて、深い本質に対してのメッセージを打ち出します。 **

最近、シェアされている神戸女学院大学のブランド広告ですが「女は大学にいくな、」と強いメッセージです。

いっけんわかりずらいですが、同じ問題を抱える女性にとって、問題の本質=社会問題にもつながる事は、社会への影響力も持つことができます。

男性に向けのメッセージではないので、このメッセージ=価値観に共感してくれた学生に共感して、興味を持ってもらえればいいんです。

そして、これは自分のfacebookでこれを共有したところ、卒業生の人が、誇りを持って自分の母校と言っていたのが印象的でした。

これからの学校に入る人だけでなく、出身者にとっても、神戸女学院大学=ブランドが強くなっていきます
***シャネルのブランド広告は、潜在的な購入者ではなく、購入した人へのブランド広告とも言われています。 **

このブランドが、もし自分の子供、企業にとっても、神戸女学院大学=ブランド価値が影響していくようになります。

伝えたい事は『広告』という前近代的な手法自体が陳腐化して、時代と合わないものになってきています。 今の情報過多の時代は、資本のパワーで大多数に告知=大量に購入の時代も終わりました。 

お金の力で記事広告を出しても、わかる人にはわかってしまいます。

これから生き残る企業は、顧客に対して、深くつながって、LTV(ライフタイムバリュー)を、生涯を通して価値を享受できるパートナー、ベストはMISSIONを共有できる人を増やしていけるかです。

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