「〜デザイン」ではなく『DESIGN』の本質と向かい合うについて
今の「UI/UXデザイン」「〜デザイン」など、デザインが細分化されていますが、『DESIGN』の本質の議論が少ないので、どんどん手法論だけが発展して、複雑な難しいものになっています。
デザインの一つの要素に「整理整頓」された状態があります。
宇宙の中にいる限り、自然にエントロピーが増える=カオスになっていき、整理整頓された状態から、複雑で混沌として、表面的に部分の「デザインがない」が拡散=無秩序な状態になっていきます。
エントロピーのイメージです。
左がエントロピーが小さい状態で、右が大きい状態です。何もしなければこうなります。
ですが『DESIGN』の力の1つに「整理整頓=秩序」を作るができます。
駅のプラットホームも、乗り場などのデザインの力がなければ、もっと混沌した状態になっていると似ています。
広義で言うと『自然』も「DESIGN」されています。
「デザイン=人が作った物」のイメージが強いですが、自然もDESIGNされたものです。 木が一本生えているのも、その背景には意味や存在意義があるからです。
そこに「なぜ木が生えているか?」を思考すれば、今まで見えなかった概念が見えてきます。
これは、都市や社会や世界レベルでも同じです。
日本では「デザイン思考」でも目に見えるプロトタイプのイメージが強くなっています。
本質的なプロセスは『観察』から「SIGN(サイン)」を見つける事からはじまり、インサイトの無意識レベルまで、概念を抽象化して、仮説を立てて、プロトタイプがはじまります。
伝えたいことは、自分は『DESIGNの力』で社会や世界を変えられると信じています。
ですが、今のUI/UXもそうですが、「〜デザイン」など、細分化され、手法論が増えて、エントロピーが高い、混沌とした状態になっているのです。
『DESIGNの本質』を1人1人が向かい合う事で、本来の在るべき姿になれると信じています。
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