見出し画像

[自由律俳句]❺山頭火ちゃん(apocalypse編)



低い山の谷筋に濃霧が溜まる

星空柄の風呂敷  結び口は固く絞られて

コールタールに映る星を 素手で掬う

視界が極限まで狭められ 反転するなら愉快

いつかの戸惑いの訳を  痛みと喜びの内に証する

見開いた 血走る眼を何処へ向ける 何を見る

全てが星座の導きだったらいいのに

A situation where all values may change

Fear and joy of being destroyed by lightning










この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?