生きてるだけでいいのにね

自分を大切にするには。それを考えるのが好きだ。図書館で本をたくさん借りている中で、小説以外だとこの系統の本を読んでいる。

「成功したい」よりも「自分が満足する生き方をしたい」が強いと思う。まあ、専業主婦の成功って何だ?ってこともあるけど。

1日が始まって、家族にご飯を作って、家をきれいに整えて、自分の身なりも整えて。午前中はあっという間に終わっていく。でも、私はそんな毎日が嫌ではない。それに、これをもっと素早くこなして仕事にも行っていたコロナ前が思い出せないのだ。どうやって間に合わせていたのだろう。

正直、コロナ前には働きに出ていかなければ専業主婦でいる自分に満足できなくてイライラしてしまいそうだから、とりあえず何かしら働きたいだけだった。でもいざ恐ろしいウイルスが蔓延してしまえば、家で家族の健康を守るために情報を集め、できることを取り入れ、できる限り安全に過ごすことで家族を危険に晒さないようにすることが、私にできることになった。夫が働いているから生活できるのでとても感謝しているし、極力安全に過ごせるように常に情報を更新して私にできるサポートをしている。

子どものサポートをしたいから、今の日本の教育や北欧の国の教育などを本で調べたりして情報をアップデートしたり、性教育なども調べて必要とされていることを知る努力をしている。放任も過干渉もよくないとわかっているけれど、「丁度いい」は何でも難しい。いつだってバランスは変わっているから、いつだって調整が必要だ。料理しているときみたいに。

毎日のやらなければならないことに時間を取られているからずっと考えているわけではないけれど、お金が手に入る仕事はしていないから、色々考えてしまうのだろう。「自分はやりたいことを、やるべきことを、やっているのか?」と。自分が恵まれていることはわかっている。自分が大切に思っている人がいて、その人たちが大切に思ってくれて、家があって、食べる物に困っていなくて、一応元気で、明日やることも決まっていて。生きているだけでいいと、人には言えるのに(本当にそう思えるのに)、何で対自分になるとそう思うのが難しいんだろう。


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