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コロナと私とSNS

ここ最近、Facebookを開くとテイクアウトの投稿を見ることが増えた。

私が暮らしている地域でも、飲食店は店内での飲食を当面見合わせ、テイクアウト営業に舵をきっていた。だから、テイクアウトしてお店を応援しよう!という内容の投稿が多かった。

実際、私も何度かテイクアウトを利用していたのだけれど、結局、その内容は投稿していない。なんだか投稿する気になれなかったのだ(そもそもFacebookを頻繁に利用しているタイプではないのだけれど)。

地域のお店を応援することは、今だけ大切なことではなく、コロナウイルスが広がる前だって大切だったはずだ。もちろん、通常営業できない今、特に応援が必要なのも十分分かる。けれど私はもやもやを感じ、今も投稿という形でテイクアウトを応援するという流れにのることはできていない。

私自身、以前からできるだけ地域の物を買い、お店に行くことを心掛けてきた。そうした生活における日常を発信してきたから、今ここだけテイクアウトの情報をバンバン投稿して、ちょっと落ち着いたら投稿が少なくなるというスタイルの発信を、自分はやりたくないと思ってしまったのだ。(軽い気持ちでSNSを使いこなせればいいのだろうけど)

SNSの向こう側

私自身、テイクアウトはしてるけど、あえて投稿はしていない。そうすると、テイクアウトをして地域のお店を応援していない人、と思われるのかなあとふと思った。

直接会えない日が続いて、SNS経由でしかその人の情報が入ってこないと、発信内容がその人の日常の大部分を占めていると、錯覚してしまいそうになることがある。でも、あえてFacebookというSNSを使わない人がいるように、SNSはその人の全てではない。

私だって、instagramは休眠状態だし、twitter、note、Facebookで発信内容は違うから、どのSNSで私を知っているかで印象は全く異なるだろう。

タイムラインに流れてくる情報だけで他者の像を作り上げるのではなく、SNSの向こう側にある気持ちを想像したい。そして、今こそ自分がいいと思うことや心が動いたものについて投稿したり、しなかったりする日常を楽しみたいなあと思うのでした。

\読んでくれてありがとうございます!/ 頂いたサポートは地域の中で使い、ご縁をぐるぐる回していきたいと思います。