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伝えることにあぐらをかかない

ちょっと前に星野源のオールナイトニッポンで、耳の聞こえない方からのメッセージが紹介されていた。

耳の聞こえないご夫婦が、先日開催された京セラドームでのコンサートに参加し、とても楽しかった気持ちを伝える内容だった。

耳が聞こえないから音楽とはちょっと距離をとってきたこと、一歩踏み出す感覚でコンサートに参加してとても楽しかったこと、そしてその感想を読み上げてしばらく喋れないほど感動していた源さん。

その空気感に多くのリスナーも感動して、やっぱりラジオっていいなあって思った。

その翌週には、このやりとりを聞いたリスナーからの感動のコメントや紹介されたご夫婦からの感想がまた届いていた。

その感想を読み上げた後の、源さんのコメントが衝撃だった。(一言一句正確に思い出せないけど、主旨はこんな感じ。)

「届いているのかなぁと思って不安になることもあるんだけど、届いていて良かった。最後尾のお客さんが踊って楽しんでくれている様子とかを見て、あー伝わってそうだとは思うんだけど、こんな風に耳の聞こえない方からメッセージをもらって、お二人がコンサートを楽しんでいる光景が目の前に浮かんできて、伝わってるんだって実感しました。」

え?あんなにCD売れてるのに・・・?
コンサートのチケットは即日ソールドアウトなのに・・・?

伝わってるかどうかをこんなに考えているんだ。いや、むしろこんなに考えているから伝わるのか。
彼の音楽が多くの人に受け入れられている理由がまた1つ分かったような気がしたし、プロのミュージシャンとしての姿勢に本当に衝撃を受けた。

一方で、私はどうだろうか?
森のようちえんのことや、伝えたいことを伝える努力をちゃんとできているだろうか?

SNSを使ったり、ブログやnoteで文章を綴ってみたり、イベントを開いて参加者の人たちと直接話してみたり。いろんなコミュニケーションの形を探りながら、伝える努力を続けていきたいと思ったのでした。

\読んでくれてありがとうございます!/ 頂いたサポートは地域の中で使い、ご縁をぐるぐる回していきたいと思います。