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10月に読んだ本

積読、読み途中の本がたくさんあるけれど、10月は3冊の本を読み終えましました。そして、積読はたまる一方です・・・。

会って、話すこと

そもそも会話術的な本は読まないのだけれど、よくある会話術の本ではないと思う。会話を通じてどう他者と関わるか?という姿勢について書かれた本だった。会話や相手をどうコントロールするかではなくて、自分を変化させ、会話を通じていかに自分が楽しむか。

私たちが勉強するのは、会話を楽しくするため。知識が増えると会話が続くし、盛り上がる、そして話せる人の幅もグッと増える。

「他人の発言にどう返したか」が今のあなた

という部分がとても印象に残った。今これを言うべきか、言わざるべきか、何を言ったか、言わなかったか、その結果が全て他者から見たあなたをつくる。

会話にツッコミはいらない。ボケを重ね、ひたすら会話を転がしていくだけ、と著者は言う。会話をつないでいく。それこそがコミュニケーションのど真ん中にあるものかもしれないなあと思った。

心はどこに消えた

戦争とかコロナとか、大きな出来事は、私たちの暮らしの中にある小さな物語を吹き飛ばしたり、飲み込んだりする。また資本主義は、私たちの暮らしを画一的に捉え、システムを効率化しようとする。

普通や平均に当てはまらないと苦しいし、普通や平均から外れないように生きるのも苦しい。

小さな物語や小さすぎるエピソードの中にこそ、私たちの心はある。

ここには、心が二つある。私の心と読者であるあなたの心だ。心が一つ存在するために、心は必ず二ついる。

心が心として存在するためには、もう一つ、受け止める心がいる。エピソードが語られることによって、誰かのエピソードが呼び起こされる。そんなやりとりがていねいに書かれていた。自分のエピソードを引き出してくれるエピソードが詰まった本です。


くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話

どうやったらお金の使い方って上手くなるんだろう、とずっと考えている。失敗したり、後悔したりしながら、少しずつ満足のいく買い物ができるようになってきた・・・・、と感じることができるようになったのは、やっとこさ40を目前にしてのことだった。自分にとってのここ数年の大きな変化は、「貯める」よりも「使う」によりシフトしていることだ。

お金を貯め込むのではなく、お金を使って何度も循環させることを強く意識て暮らすようになった。

著者は、目の前にある景色が素敵なのも、つまらないのも、全てどうお金を使ってきたか?と言う自分の責任だと指摘する。

これでいいやではなく、これがいいという選択を重ねていった先に未来がある。無印やユニクロやニトリに囲まれた世界で生きるのは遠慮したいので、自分が好きなものはちゃんと買って応援していきたいと思う。

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