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美味しいものこそ、一人で食べたい。

 美味しいものこそ、一人で食べたい。
 美味しい食べ物は、体のエネルギーになるだけでなく、心も一緒に満たしてくれる。

 親しい誰かといるとき、それだけで心が愛で満たされ、幸せな気持ちで胸がいっぱいになる。だから、食事そのものの味が本当に美味しかろうとなかろうと、正直どちらでもいいのかもしれない。

 一人で食べたいとき、私の場合は、心の栄養補給が目的となることが多い。新鮮な素材を生かした自然に近い優しく奥深い味付けの食事。反対に、刺激的なジャンクフード。甘いもの。それらを、真の意味で味わうためには、人との会話はノイズにすぎない。ただ一心に、その食べ物と向き合い、五感を最大限に活用して、向き合う。

 傷ついた自分、落ち込んでいる自分を慰めたいとき。美味しいものはそれを助けてくれる。人と会えなくても、自己完結で手に入れられる。ありがたい存在。

 誰かと食べる美味しいおかず、デザート、スイーツもうれしいけれど、もはや、もったいない。だって、そんな飾りがなくても、その場はすでに、相手との愛で満たされているのだから。

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