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忘れないために生きているのかもしれない
忘れるために生かされているのかもしれない
知ることは悲しい
知ることは恐ろしい
夜と朝だけがある
あとは私たちが勝手に作り出したものだ
その手をかけた扉が
優しく貴方を出迎える
貴方は待っているものに出会う
それ以外は必要ない

だからもう
笑わなくていいんです
遺された世界は十分満たされて
私たちはまだ
見つけられないものを探している
それだけなのです
光になってしまう前に
本当の貴方に出会いたかったと
悔やみながら今も
そして

忘れるために生きているのかもしれないし
忘れないために生かされているのかもしれない
いつか戻って来る日のために
思い出を置いてゆくのです
この地に誰もが
今日という日とともに


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お読みいただきありがとうございます。さてこの詩からどんな情景が浮かび上がってくるでしょうか? 今回は敢えて書かないでおくことにします。ま、聞かれたら答えちゃうんですけどね。。やっと梅雨入り、じめじめ嫌だなあ。。

は--箱庭


読んでいただき、ありがとうございます。 ほとんどの詩の舞台は私が住んでる町、安曇野です。 普段作ってるお菓子と同じく、小さな気持ちを大切にしながら、ちょっとだけ美味しい気持ちになれる、そんな詩が書けたらなと思っています。