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無知は決して「バカ」ではない。

「バカ」とは何か?
何故ひとは「バカ」なことをするのか?など
心理学者を中心としたスペシャリストたちの
「バカ」に関する文章やインタビューを
まとめた「バカ」の謎に迫る本。

『「バカ」の研究』
編者:ジャン=フランソワ・マルミオン
訳者:田中裕子
出版社:亜紀書房
ISBN:9784750516509


普段、こういう本全く読まない訳じゃないけど
最近は後回し気味でだいぶ遠ざかっていた。
しかし、今回はいただいたから早めに読んだ。

何故この本をいただいたのかは
ちょっとめんどくさいので省く。


興味津々で読みはじめてはいないので
読めるかなっておもったけど編者による
はじめにの部分がわりと気に入ったので
すんなり読み始めることはできた。

それがこんな感じ。

じわじわとにじみ出たり、ぽたぽたと滴ったり、さらさらと流れたり、波のように押し寄せたりしながら、バカはわたしたちを侵食する。バカはあらゆるところに現れら境界や限界がない。我慢できるくらいにほんの少しだったり、うんざりするほど次々と現れたり、地震のように激しく揺さぶったり、強風のように突撃してきたり、津波のように襲いかかったりしながら、バカはいつもわたしたちを呆れさせ、打ちのめし、混乱させ、傷つける。さらにひどいことに、わたしたちもいつバカになるかわからない。わたし自身もそれについてはまったく自信がない。

P.6   はじめにより



自分もまったく自信がないよ。



テーマによってわかりやすさや
わかりにくさはばらつきがあって
正直短すぎてよくわからないなと
感じるとこもあったので
邦訳されている著作を読んでみないとかな。
あと邦訳では削られたという記事も気になる。
SNSとバカについての部分は
主にTwitterを思い浮かべ読んでいた。


日本人にはバカが少ないというようなことを
書いているひともいたけれどどうだろうか。


隠すのが上手なだけなのかも。




バカにならないように気をつけたい。 


いや、もうバカなのかも。









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