【短歌15個②】ちょっと好きくらいのものを「超好き」と言ってみること そんなアピール
最近つくった短歌の第二投です。
こうして並べてみると、一個目のうたがけっこう共感できて好きなので冒頭に持ってきました。
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ちょっと好き くらいのものを「超好き」と
言ってみること そんなアピール
この出口 通ると脳裏によみがえる
あずき潰した みたいな笑顔
ぼくのこと 薬にだって なれたのに
禁止し毒に したのはお前
閉まるドア 遠ざかってく airports
ごめんねそこで 元気にやってね
着席の マークに鋭い 眼光を
機内寒いよ ちょっとやばいよ
「この先は戻れません」に 不安がる
戻る予定も ないだろ別に
知らぬ間の 分岐点でも 教えてよ
この選択が 戻れないこと
乗り継いで キャリーを引きずり 座り込む
妊娠マークに 足が動かん
池袋 見つけりゃ後は いつもの路線
最後そろえる しりとりみたいだ
沖縄で 書いたハガキを 東京で出す
「旅先からの」を 狙ってたのに
売り出して「せっかくだから」と3日間
睡眠忘れ やりこむゼルダ
4分の 2の神獣を クリアして
タイムオーバー 泣く泣くリセット
塩をふり 弱火で煮込んだ わたしの言葉に
醤油をかけるな レンチンするな
姉の着る 眩しいほどの 白の海
何もはみ出ず 何もほつれず
切り取って 瞬間冷凍 閉じ込めた
今日は一生 「今日」のまま
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どんどん作っていきたい🔍
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