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最近私に起こっていたこと/父の趣味

(2023/11/27)

・朝:最近私に起こっていたこと

7時。
お腹がすいたので、一旦作業を中断して1階に降りてきた。
ヨーグルトに蜂蜜をかけて、ナッツとドライフルーツをたくさん入れて食べる。
スタバとか、ナチュラルローソンに売ってるザクザクヨーグルト(ナッツやドライフルーツを混ぜて食べるやつ)が好きで、最近、自分で作って食べている。

今日は、0時半に起きた。しっかり目が覚めてしまって、本当に「マジかよ」という感じだった。たしかに昨日寝るのは早かったけど。22時には就寝したけど。
さすがにこれで起きちゃ困ると思って、じっと布団に入っているのだけど、身体がソワソワして、頭がグルグルして、長くは入っていられない。はあ、ほんとに今、状態が不安定なんだな。
諦めて布団を出る。
そして、すっかり習慣のように、ノートとペンを取る。
頭の中をグルグル回っていたものを、一つ一つ、丁寧に書き出す。そうすると一つの方向が見えてきて、いつの間にか、何ページも文字で埋まる。(とはいっても、小さいノートだし、ぐちゃぐちゃな文章を書く殴るだけですが。)

一息ついて、ボーッとしていると、またポツポツと、頭の中に考え/情報/「あれってどうだったかなー」「そういえばこんな問題意識も持ってたなー」みたいなことが浮かぶ。

いやー、さすがにちょっと疲れたよ、と思いながらも、トピックくらいは忘れないようにとノートにメモする。そうすると、また止まらなくなって、最後まで書いてしまう。
もう吐くものはないのに、胃が吐きたがってるみたいな、そんな感じだ、ずっと。頭も手も、全然止まってくれない。

一体どういう状況なのだろう。
先週、限界を迎えて仕事を休み始めてから、やっぱりおかしい。
今まで、こんなに連続でアウトプットをしたことはなかった。たしかに、言葉が溢れて、数時間ノートやパソコンに向かうことはあったけれど、ここまでずっと何かを書き続けたことはない。

先週の月曜日は、体調も最悪で、疲れ切ってしまっていたし、頭を動かすと、自己嫌悪の循環に入ってしまうから、何も考えないようにしていた。
口で、親に今の状況の中で分かっていることを伝えたくらいだ。自分が嫌で、周りからの評価が怖くて、なんだか怒ったような喋り方で、文句しか言えなかった。

でも、喋ったのがよかったのだと思う。
糸口が見つかったというか、少しずつ、糸を引っ張って、緊張がゆるみはじめた。
火曜日あたりから、ポツポツと、言葉が出てきた。
最初は、当たり障りのないことを考え始めて、なんとなく、ノートに書き留めていった。
そしたら、関連して、また書きたいことが出てきて、また書き留めて、そんなことを繰り返しをしていった。

自分が怖いこと、不安なこと、やめたいこと、したいこと、楽しいこと、好きなこと。そんなことを書いていたら、そのうち、堰を切ったように本音が出てきた。
いくつかの「事実」と「理想」は存在したが、その二つはなんとなく断絶していた。それが次々に埋まっていって、そのうち、自分の現状も理解するようになった。

思ったよりも、限界だった。
数日間、頭のグルグルを一生懸命吐き出し、何も考えない時間が生まれたことにより、失っていたものの存在にやっと気がついた。
新鮮な感情、感受性、他人を想像する時間、そのあたりをすっかり失って、時間的にもずいぶん窮屈に過ごしていた。過去の感情を思い出すことはめったになくなり、今日と明日を生きることしか考えられなくなっていた。
頭の中に情報が溢れすぎて、常に焦っていたし困っていたし追い詰められていた。

「仕事、意外といけるな、わりと楽しいな」とか言ってたくせに、(まあそれは嘘じゃないんだけど)、自分の状態を把握するのは本当に難しいんだな。

そんな風に内省しているうちに、仕事用のパソコンを開いても、変な重力を感じることはなくなったし、仕事のメールを時々見ることに、異常な時間やエネルギーがかかることもなくなった。
ちなみに、先週の前半は、仕事用のパソコンやスマホを開くたびに、座っていられないほどの疲れを感じて、机に突っ伏したりしていたし、「メールを見なきゃ」と思うたびに、「え、ここは木星?」みたいな重力が体にかかっていた。絶対に、触れるべきじゃなかったんだけど、どうしても必要な事務連絡があって、なみだ。

どこまで話したんだっけ。まあとにかく、疲れすぎ・頭カチカチ状態から少し緩んできたら、もう書くことが止まらなくて、書いても書いても、すぐに頭に情報が溢れてしまって、でもまあ自分が書いたものを読むのは結構好きだし、「今後、何かに使えるかもしれないなあ」なんて思いもするから、一生懸命手や指を動かしているわけです。
書くことは、一種の治療で、それを体が求めているのかもしれない。

ふぁー、一気に書くの疲れるな。でもだんだん、文章が流れるようになってきた感覚がある。書き慣れてきたかな。

・夕方:散歩

さすがに体調がよくなくて、昼寝をしたら、なんだかお父さんの声がしたような気がして目が覚めた。4時間寝た。何時間までの睡眠を、昼寝と呼ぶのだろうか。まあ、昼に寝れば昼寝だよな。

それで、朝の部で散々吐き出していたから「さすがにもう出ないだろう」と思いながらも、もう習慣みたいにノートを開く。そうすると、また止まらなくなった。
数時間後にお父さんが帰ってきた。(出かけていたらしい。)

今日も散歩に行こうかなーと思い立ち、お父さんに「散歩行くねー」と声をかけた。2時間くらい「そろそろ出るよ」と言い続けて、すっかり陽が落ちた頃に、やっと家を出ることに決めた。
お父さんに懐中電灯を渡されて、小さい光で照らしながら、近所を歩いた。歩いているとやっぱり色々と思いついて、公園でたくさんメモをして、また歩いて、そんな感じでぐだぐだ1時間くらい歩き回った。

散歩は、精神衛生にとてもいい。本当に。

・夜ごはん:猫検定と、ゴーヤについて

今日は、夜ごはんに、魚(アジだと思っていたら、サンマの干物だったらしい。)と、切干大根と、豚汁と、白米と、納豆と、ヨーグルトを食べた。
1週間こういう料理を食べさせてもらっていて、体調が良くなってきたというか、整ってきたなあ、みたいに思う。一人暮らしのときは、かなりひどい食生活をしていたので。

それで、お母さんは魚をきれいに食べるのがめちゃくちゃ上手くて、猫検定1級ということになった。(ちなみに、お父さんも結構上手くて2級、私は今日5級に降格した。)

それから、何がきっかけか分からないけど「ゴーヤはあんなに苦いのに、美味しいと言って食べる人がいるのはどういうことなんだ」という話をした。
苦いもので美味しいものって、ゴーヤ、ピーマン、ビールくらいしか思いつかない。
そのうちのビールは、あれは経験で美味しくなるものじゃないかと思う。(疲れた後なんかに、なんとなく「くう〜っ」って言いながら飲んでいるうちに、達成感との境界線が曖昧になって美味しく感じるようになるんじゃないかと。ちなみに私は、ちょっと飲む分には結構好き。)

「甘い、しょっぱい、酸っぱい、辛い、あたりは調味料があるじゃん。でも苦い調味料なんて見たことないよ。やっぱり『苦い』は『美味しい』ものではないんだよ。」と私が言うと、
「まあでも、沖縄とかの暑いところだと美味しく感じるのかなあ。めちゃくちゃ体に良いとか、薬としての役割もあったりして、みんな食べたりするのかも。」とかってお父さんは言ってた。
うーん、暑くても美味しいと感じるかなあ、小さいときから当たり前に食べてると美味しくなってくるのかなあ、日本人にとっての納豆みたいに?

・夜:お父さんの好きなこと

夜ご飯を食べ終わるか食べ終わらないかくらいで、お母さんが「あっ今日、月9見たいんだった」と言って、2階に上がって行った。(うちは、ご飯を食べるところにテレビを置いていない。)

お父さんと私だけになって、だんだんと会話のペースを見失って、音がどこかに吸い込まれて「しん」としていく気がした。

それで、なんとなく「パパは、いま何している時が一番楽しい?」と聞いた。
ちち「なんだって楽しいよ〜。車を直したり、パソコン直したり、庭の手入れするのも楽しいし、極限まで省エネを目指すのも楽しいし。」
わた「でた、省エネ。」
(お父さんは、変に凝るところがあって、最近は電気とかガスとか水とか洗剤とか、そういう資源の節約にとにかく凝っていて、洗濯のルールとか私には理解できない感じになっている。)
わた「じゃあ、機械直す系が一番楽しいの?」
ちち「機械直すのは楽しいよー、調子悪い機械見ると、どこが悪いんだろうって、謎解きみたいな感じで楽しくなる。」
わた「へんなのー!」
ちち「でも他にも、たくさんあるよ。音楽好きだし、テニスもスキーも好きだったし、フランス語とか中国語もやってみたいし。」
わた「ほおー。」

ちょっと今回は、私の印象に残った、音楽の話をする。
父は(というか私の家の人間は)クラシック音楽がとても好きで、小さい頃は寝る前にクラシックを聞くのが日常だったし、姉も私も3歳の頃からピアノを習った。私もダラダラ高3まで習っていたし、姉は今でも弾く。(姉はとても上手。姉は。わらい)

特に父は、すごい特技を持っていて、例えばお店で流れているクラシック音楽について「これってなんて曲だっけ」と聞くと「これは、ショパンのピアノ協奏曲の何番だね。」みたいに、作品名がわかるのだ。それも結構瞬間的に。
それに、例えば「ベートーベンの交響曲の3番ってどんな曲だっけ」と聞くと、メロディーを歌うことができる。

それで今日、音楽を好きになったきっかけを聞いてみたら、高校1年生くらいのときにラジオでショパンのエチュード10番を聞いて、感激して、そこからピアノの練習を始めたらしい。
一旦ショパンの曲は全部聴いて、バッハとかモーツァルトとか、そのへんのスタンダードも大体聴いて、自分が弾けそうな曲を探したんだという。
それで、高校時代は、学校のピアノを放課後に毎日弾いていたらしい。3年間ですよ。

大学生になってから、バイトして貯めたお金でアップライトピアノを買ったのだという。(このピアノは、今も実家にある。)
歌にも興味が出て、またまたシューベルト、シューマン、ブラームスあたりの曲をほとんど聴いたそう。

わた「ちなみにさ、なんで、『この曲!』ってわかるの?JPOPだったら、歌詞を聞いて『あ、あの曲だ!』って分かるけど、クラシックって雰囲気がどれも似てるから、聞き分けが難しい。」
ちち「あー、それは和音で覚えるんだよ。出だしの和音というか、響き?みたいなもの」

なにそれ。音感みたいなものがすごいのかな、あせ。

わた「クラシック音楽の、どんなところが好きなの?」
ちち「奥が深いところかなー。たとえば弦楽四重奏だったら、まずはバイオリンの音をなぞって、飽きてきたら、次はヴィオラの音を追いかけることができる。そうすると、新しく聞こえるというか、ハモリに集中するとか、そういう別の聴き方ができる。それで、それも飽きたら、次はチェロの音を追う…みたいに、何重にも楽しめる。でも、JPOPだと、ボーカルを一通りなぞるくらいしかできなくて、表面的な楽しみしかできないでしょ。」

なんか、ここまで来るともうすごいというか。。。あーなんかでも、自分の中の何かが共感していたというか、私の熱中グセ?みたいなものは、お父さん譲りなんだなあなどと感じた。

想定外にお父さんの話を書いていたら、いつの間にか、4600字を超えた!

わーい、今日もいい1日だった!

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