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美容師の担当制ってどうなのか?

10年以上同じ美容室に通っています。
ある日いつものように予約を取ろうと電話をすると、いつもなら日時の調整とメニューを伝えるだけで完結するのに、その日は「美容師の希望はありますか?」と聞かれました。
長く通っているので、名前を名乗ると暗黙の了解でいつもの担当美容師さんの空いている枠で予約をとってもらえたのに、どうしたんだろう?と不思議に思いました。

予約の当日、なぜ改めて担当の希望を聞いたのか尋ね、謎が解けました。
スタッフ間で担当制を議論していたというのです。
どういうことかというと、ほとんどの場合、初めてのお客さんには初回に担当した美容師がその後の担当になるそうです。
でも、ひょっとしたらお客さん側はその担当に満足していないかもしれない。
もし担当に不満があっても言えずに他のお店に行ってしまうこともあるかもしれない。
それならうちの店の中で担当を変えて、相性がいい美容師を見つけてもらえたら嬉しい。
お客さんの満足度をより高めることを手探りで考えているそうです。 

確かにこの美容室は担当制で、わたしも初回に切ってもらった美容師さんに10年以上担当してもらっています。
これまで大きな不満もなかったので担当制について考えたことがありませんでしたが、当たり前だと思っていたことに疑問を持つことは面白いので、わたしなりに担当制について考えてみました。

担当制のメリット

客の視点から

2回目以降、初対面の挨拶のようなやり取りが不要。
回数を重ねるごとに美容師は髪質の個性を理解してくれるので、それまでのことを活かした施術になるから安心感がある。
好みのテイストなどを理解してもらえるので、感覚的な希望も伝わりやすい。
人見知りの客は毎回違う担当よりも気楽に通える。

美容室の視点から

前回の感想を聞けるので、それを今後に活かせる。
客の好みがだんだんわかってくるので、要望のヒアリングがしやすい。
髪質の理解が深まる。

担当制のデメリット

客の視点から

担当者と親しくなると、かえって言いづらいことも出てくる場合がある。
担当を変えたい場合は言い出しづらいので、我慢して通うか、店を変えなければならない。
担当美容師の時間が空いていない時、担当以外でいいから切って欲しいこともある。

美容室の視点から

担当者に不満を持つと客が他の店に流れてしまう。
他の担当に変えれば解決するかもしれない問題を、客から不満を聞けなければ見過ごすことになる。

総合的に見て

実際、非担当制の美容室に通ったことがないので担当がつかない場合の体験談は書けないのですが、担当制にもデメリットを感じます。

担当者との関係が良ければそれに越したことはないし、担当者の技術に満足しているならいいのですが、不満に感じた時が困ります。
いくら客でも、担当者を変えて、とは言いづらいです。
なので、新規の客には担当をつけず、数回に渡って色んな美容師が担当する。
その中で客が希望の美容師が見つかり次第、担当に指名すればいいのではと思いました。
指名はするのもされるのも悪い気はしないので、
担当制ではなく指名制に一票入れておきます!

おまけ

同じことが整体でもあります。
定期的に通う整体、先生が2人いて、わたしは初回は院長の施術を受けました。
2回目からは、もう1人の整体師さんがやってくれるので、私の担当はこちらの人だと認識しています。

でも、3回に1回くらい院長からヒアリングがあったり、最後にプラスの施術をしてくれたりフォローがあるのでその点は満足しています。
わたしの中では2人の施術に優劣はなくて、補い合ってるように感じています。

これを美容室に置き換えると、ヒアリングは担当美容師以外が入ってもいいのかなと思いました!

…今回は美容師さんたちの集客の話題に勝手に入って、一般人として分析しただけの、結論がない記事でした!笑

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