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あの頃、みんな泣いていた【新卒×若手社員座談会】

新卒社員として入社したあの頃、皆さんはどんな気持ちで仕事をしていましたか?

今年も地域新聞社に、4人のフレッシュな新卒社員が入社してくれました。しかしコロナ禍で、なかなか交流する機会も少ない昨今。それぞれの担当地域で営業活動を始めたばかりの新卒社員が、比較的年の近い若手先輩社員に今の胸の内を話せる場を設けられたらと、座談会を開催しました。

座談会参加者(撮影時のみマスクを外しています)

◆新卒社員

写真左から
小林香(船橋支社)
MISSION目標:温かい地域社会を実現し、未来に繋げられるような存在
担当版:船橋北版
「昔ながらの商店街があったり、豊かな田園風景が広がったりしているような地域を自転車で回って営業しています」

伊藤翼(越谷支社)
MISSION目標:若者へ地域社会の意識を持ってもらう大切さを伝える
担当版:北越谷松伏版
「埼玉配属で、千葉の方々に会える機会が少ないので今日はこうしてお会いできてうれしいです。ちょっと緊張してます」

石嶋萌々花(八千代支社)
MISSION目標:地域の母になる
担当版:東葉版
「ちいき新聞の歴史が長い地域なので、やりやすい部分もありながら責任やプレッシャーも感じています」

植田百花(柏支社)
MISSION目標:愛と感謝を忘れない
担当版:柏中央版
「ビルと人とお店が多い柏駅周辺を自転車で回っています。柏レイソルの競技場やレイソル通りもあります」

※「MISSION目標」とは、「地域の人と人をつなぎ、あたたかい地域社会をつくる」という地域新聞社のMISSIONに対し、個人として何をしていくかを自分なりに考え定めたものです

◆先輩社員

ちいき新聞のマスコット「ちいきくん」の「C」です

写真左から
松井梨緒(千葉支社) 入社2年目
MISSION目標:地域の人へスマイルを届ける
担当版:稲毛版
「駅前は栄えているけど少し離れるとのどかなところもあって、同じ稲毛でも地域によってお客様もさまざまなので、面白いエリアです」

山川ゆき(成田支社) 入社5年目
MISSION目標:関わる全ての人と自分自身を大切にする
担当版:佐倉東・酒々井版・富里八街版
「市で言うと4市分のエリアを担当しています。田んぼが多くて、亀に出くわしたりするような自然豊かな地域を回っています」

佐久間菜摘(千葉支社) 入社3年目
MISSION目標:若葉版のお客様・読者に名前を覚えてもらう!
担当版:若葉版
「先日営業車の窓を開けていたらでっかい蜂が入ってきました。私の担当エリアもそんな自然豊かな地域です」

コロナ禍の就活を経て入社した理由

――インタビューを担当するのは、2007年に皆さんと同じ営業として新卒で入社し、現在編集部の広田です。まず本題に入る前に、石嶋さんに聞きたいことが…。先日、「石嶋さんが駅で高齢の母の重い荷物を持ってくれた」と会社にお礼のお電話がありましたよね。どんな状況だったのですか?

石嶋さん:仕事中、大きな荷物を持って駅の階段を降りているおばあちゃんがいたんです。転んでしまいそうだったので、「荷物お持ちましょうか」と声をかけました。隣の駅まで行くとのことだったので、いろいろな話をしながら一緒について行って。

石嶋さん

――とっさに声をかけるってなかなかできることじゃないですよね。

石嶋さん:結構よくあるんです。八百屋さんがトラックから荷物をおろしているのを手伝ったことがあったんですけど、後日営業で回っていて再会したら、覚えてくれていてメロンをもらいました。バッグに入らなかったので、その日はメロンを小脇に抱えて営業しました(笑)

――困っている人を見るとほっとけないんですね。会社にお礼のお電話が来て、全社に共有された時、「人の役に立つ」という企業理念を実行できる人が今年も入ってきてくれたんだなぁとうれしかったです。今年入社の4人は、なぜ地域新聞社に入社したんですか?

植田さん:私は観光学部だったので旅行関係の仕事をしたいと思っていたんですが、ちょうど就活中にコロナ禍で、旅行業界はほとんど採用をしていませんでした。それで旅行関係でなくても、人の笑顔のために働きたいと思って選んだのが地域新聞社でした。

石嶋さん:私は選考が進むうちに、企業理念の「人の役に立つ」っていうのはうわべだけで言っているんじゃない、ガチだと思った(笑)。山田社長の最終面談では、「自分をさらけ出してほしいから気負わないで話して」と言ってくれたり、人事担当の方もすごい手厚くサポートしてくれたりして、人に惹かれました。

伊藤さん:私はずっと教員になりたかったんですが、本当に自分のやりたいことなのかな?と迷っていた時期に会社説明会を聞いて、『発見たんけん千葉県』(地域新聞社が発行し、千葉県内の小中学校に無償提供しているキャリア教育教材)のことを知りました。それで「こういう形で子どもたちと関わる方法もあるんだな」と思って。「何かを伝えていく」ってすごく価値があることだと思いました。地域新聞社なら、確実に良いことをたくさんの人に発信していけると思ったのが入社のきっかけです。

小林さん:私は人と話すのが好きなので、接客業がしたいと思っていました。それでいろんな企業を受けていく中で、地域新聞社の人が一番自分のことを知ろうとしてくれていると感じたんです。自分の素を出せた会社はここしかなかった。せっかく仕事をするなら楽しんで仕事したいなという思いもあったので、この会社の人とならそれができると感じて選びました。

先輩の入社理由 共通項は「人」

――先輩たちはどうですか?

松井さん:私は無形商材の営業がやりたくて。課題解決の提案営業、お客様から信頼していただいて受注をいただくという営業が、この会社だったらできると思いました。あと、お堅い面接ではなくて、どの面接より自分の素を出せたし、人事担当の方の存在も大きかった。そんな雰囲気にも惹かれて入社しました。

山川さん:私は入ってみて多少仕事内容にギャップがあったとしても、とにかく人がいい会社だったら続けられるだろうと。会社説明会ではいいところしか見せていないと疑ってかかっていたけど、説明会の休憩時間に社員同士が話している雰囲気とかを見ても、本当に仲がいい会社なんだろうなと思いました。面接を進めていっても会う人会う人みんないい人で、ここは間違いないなと思った。

佐久間さん:私は将来の夢がなかったんですけど、就活の軸は3つ決めていました。地元千葉県で働きたい。人と関わる仕事がしたい。それから自分が楽しいと思えるかどうかというフィーリング。当時の人事担当のOさんに「やりたいことが分からなくていろいろ受けてるんです」と伝えたら、若手社員の入社理由と入社して良かったことをPDF3枚分くらいにまとめてくれたんです。「ここまでしてくれるんだ」と驚きました。内定者として先輩に同行した時も、楽しそうだなと感じたので入りましたね。

配属2週間後の本音 実は先輩も…?

――支社に配属されて2週間ですが(※座談会開催時点)、どうですか? ちなみに私はその頃辛くて泣いてたよ。

植田さん:私も泣きました。

――どうして?

植田さん:ローラーするようになって、最初の3日間は泣いてました。帰りの電車でも、朝の会議でも…。先輩方のレベルが高くて、期待に沿えないなっていう悔しさもあって。1日目で受注をいただけたんですが、広告の校了日が2日後で、何も知識がないまま原稿を考えていたら焦ってしまったんです。でもなんとか校了をいただけて、そこからは泣かないでやれています。

――初めての原稿で校了日直前は焦りますね!でも1日目で受注はすごい。

石嶋さん:八千代支社はお父さんお母さんとお兄ちゃんお姉ちゃんがいるみたいな感じ。みんな優しくて、営業して疲れて支社に戻ったらお菓子とかパンとかくれます(笑)。

小林さん:船橋支社は私以外全員男性なので最初は不安があったんですけど、行ってみたらそんな不安はかき消されるくらい歓迎してくれました。

伊藤さん:越谷支社は初日に私の写真とバルーンが飾ってあって、「ようこそ」ってクラッカーを鳴らしてくれました。サザエさんちみたいな感じ(笑)。アットホームだけど、やる時はビシっとメリハリがあります。

――先輩たちはこの時期どうでした?

松井さん:ちょうど1年前ですね…私も毎日ローラーするのが結構辛かった記憶がありますね。でもその中でも一日一日学びがあった。何もかも分からない状態なので一つやるごとに先輩に聞いて、「ほんとすみません」って思いながら。でも絶対嫌な顔はされなくて、丁寧に教えてくれました。佐久間さんの存在も大きかった。佐久間さんが先輩に聞く姿を見ていたので、「あ、こうやって聞いていいんだ」と思って自分も聞きやすい環境でした。

――分からないことは遠慮せず自分から聞いた方がいいですよね。山川さんは?

山川さん:配属されてからはめっちゃ泣いてました。支社の人はみんな優しいし、会社に行くのも嫌じゃないけど、ローラーが苦手で。ショッピングセンターでひっそり泣いてましたね(笑)。

――分かる。ショッピングセンターで泣きがちですよね。雑踏に紛れて(笑)。

山川さん:バディの先輩や同期に「どうやったらいいか分からない、全然受注できない」と泣きながら電話したり、支社長に電話したこともありました。「大丈夫だよ」って言われながら、周りの人の優しさに支えられてなんとかやっていた。今思えば、何をそんなに嫌がってたんだろう?という感じ。「ちいき新聞」という媒体を知っていただいていると、お客様も「いつも読んでるよ」と温かく話を聞いてくれます。1年目は「ローラー=きつい」という固定観念にとらわれていたけど、2年目くらいから慣れてきて、冷静になってみたらそんなに辛いことはなかった。

新卒全員:早くその境地に行きたい…!

主任にステップアップして見えたもの

――佐久間さんは、辛いことがあった時はどう乗り越えてきました?

佐久間さん:うれしかったことでもあるんですが、今年2月に主任昇格試験にチャレンジした時は大変でした。試験を受けるためには3カ月連続予算達成をしなければならないんですが、最後の3カ月目の目標が遠くて。毎週バディや支社長と対話をして、毎回泣くっていう(笑)。 無理だと思いながらもやるしかないという気持ちでやり切って、最後の1週間で奇跡的に達成できました。昇格レポートを書くのも試験も苦労したけど、そこを乗り越えて無事昇格したらみんなに「なってくれてうれしいよ」と言ってもらえて、達成感がありました。

――どうして主任を目指そうと思ったんですか?

佐久間さん:実は最初に昇格のチャンスがあった時には断っていたんです。自分自身、まだ「私なんかが主任になっていいのかな?」という気持ちがあって。でも、その後にちゃんと3カ月間連続で予算達成できたら自信がつくかなと思ってチャレンジしました。目標にコミットしているうちに、頑張りたいなという思いが強くなった感じです。

――山川さんは今主任として活躍中ですが、主任になってみてどうでした?

山川さん:視野が広がった気がします。一般社員の時は自分の目の前の仕事で精一杯になっていたけど、他の人の動きや仕事も見えるようになって、自分のチーム以外の人が困っている時にもアドバイスできるようになりました。自信がついたのかな。

――松井さんは、今後主任になってみたい気持ちはあったりします?

松井さん:なりたいです。まさに今主任昇格を目指して必死でやっているところです(笑)。

――お~応援しています!

他支社の人と交流したい

――新卒のみんなは、今の目標とか、今後この会社でやってみたいこととかはありますか?

石嶋さん:将来的には人事の仕事がしてみたいです。そのためには私自身が人のために尽くせる人にならなくきゃと思って行動しています。人事は自社のことをよく知らないとミスマッチを起こしてしまうと思うので、まずは営業として商材やお客様の気持ち、支社の様子などをしっかり知って、吸収しようと思っています。

全員:すご~い(感心)

――ハードル上がっちゃったけど、「飲み会やりたい」とかでもいいですよ(笑)。

石嶋さん:運動会やりたい。

――あ、社内イベントとして運動会やったことありますよ。

全員:え!楽しそう!やりたい!

植田さん:リレー対決とかしたい。

小林さん:大玉転がしがいい!

石嶋さん:支社全員で二人三脚とか(笑)。

山川さん:他支社の人と交流がしたいです。他支社だとまだあまり話したことがない方も多いので。

――特に若い世代は、入社以来コロナ禍で交流の機会がほとんどなかったですもんね。ぜひ何かやりましょう。最後に、先輩から新卒メンバーへ聞きたいことはありますか?

山川さん:私は1年目、つい同期の中で比べちゃうのが辛かったんだけど、そういうのはない?

伊藤さん:もちろん全くないわけではないですけど、みんな本当に頑張っているのは分かってるから、お互い切磋琢磨してみんなでいい結果を残せればいいかなと思っています。

全員:いい子やな。

山川さん:すばらしいね。ぜひともそのチーム力で頑張ってほしい。

先輩だって悩んでいた

――今日はこうして話してみてどうでしたか?まずは先輩方から。

山川さん:まだ新卒だから困っていることいっぱいなのかなって思ってたけど、支社の先輩にちゃんと頼れているし、同期同士も和気あいあいとしていて、いい世代だな、うらやましいなと思いました。私は一人でため込んでいたタイプだったので、楽しそうにやっている姿を見て安心しました。でも、もし困ったことがあったら何でも聞いてください。

佐久間さん:いつもみんなの研修報告書を見ていて、本当に仲が良い世代だなと思っていて、このままずっとみんなで切磋琢磨してほしい。支社は違うけど、今後何かあればぜひ頼ってほしいなって思いました。忘れずに思い出していただければ(笑)。

松井さん:すごい同期の絆が見えました。今きついことはあると思うんですけど、きつくなったら同期や支社の先輩はもちろん、私に相談しても大丈夫だし、私と一緒にローラーしてもいいし、いつでも誘ってください。みんなのやる気が満ちあふれている感じにこちらも元気をもらっているので、今のうちにそのフレッシュさを存分に生かして、この1年間を大切に頑張ってほしいなと思います。

――新卒の皆さんは?

石嶋さん:今まで先輩方を見ていて、自分もこんな風になれるという気が全然しなくて、不安な部分もありました。私はローラーが苦手なんですけど、山川さんも苦手だったと聞いて、私だけじゃないんだと思えた。お客様のところで山川さんの名前が出てきたことがあって、先輩方の積み重ねがあってこそ「ちいき新聞」というブランドが成り立っているんだなという風に改めて思いました。

植田さん:配属初日から泣いてしまって、「この先どうしよう」という気持ちがありました。でもこの場でそんな話をしたら心配されてしまうと思っていたんですが、泣いていたのは私だけじゃなくてちょっと安心しました。私もいずれ先輩方のような素敵な社会人になれることを夢見て頑張ります。

小林さん:まず先輩方にお会いできたのがうれしかったです。私は今楽しいという気持ちが大きいんですけど、いずれ辛いことや困ったことが出てくると思うので、そういう時には相談させていただきたいなと思います。

伊藤さん:年が近い先輩にお会いできてうれしかったです。私は今めちゃくちゃ楽しいんですけど、先輩方のように活躍できるのかなという漠然とした不安がありました。でも先輩方にも私たちのような時期があって、同じように悩んでいたことを知って、私も乗り越えられるように頑張ろうという気持ちになりました。

――ありがとうございました! これからも先輩たちを頼って頑張ってね!

「ちいきくん」の芽を表しています

今年の新卒社員4人と、入社5年以内の営業職の先輩3人とで語り合っていただきました。

いつも見守ってくれている先輩がいる。そう思うだけで、頑張れることもあります。

この座談会をきっかけに、何かあったら頼れる関係が続いてくれたらうれしいです。

そんな風に社員同士がつながれる場をまた作っていきますので、地域新聞社の皆さんはぜひ参加してくださいね!

このnoteを書いた人:編集部 広田みずほ( Twitter / Web記事

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