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第5回 関係人口インタビュー 山澤美奈子

食堂「みやこ」が実施する宮古市の関係人口インタビューも、第5回目となりました!

第5回目の関係人口インタビューは、大学生の時に短期インターンを宮古で経験し、その後に半年間の長期インターンも宮古で行い、現在は宮古のファンコミュニティである食堂「みやこ」の運営スタッフとして宮古に関わり続ける横澤美奈子さんにお話を伺いました。

【関係人口インタビューとは】
岩手県宮古市に関わる宮古好きの皆さんに、宮古と関わり続ける理由やきっかけについてお聞きします。インタビューを通じて、多くの人が宮古市に関わることの「楽しさ」や「関わりしろ」を知るきっかけをお伝えしていきます!

今回のインタビューも、とうとう宮古に移住した、運営事務局の青山がインタビューを行いました。
私自身、宮古の関係人口として過去にインタビューを受けて、なぜ宮古が好きなのかをお話ししているので、ぜひこちらの記事をご覧ください!


みなこちゃん、本日はよろしくお願い致します!
食堂「みやこ」の打ち合わせやイベントでは顔を合わせていますが、改めてみなこちゃんの話を聞けることを楽しみにしてました〜!!
早速にはなりますが、みなこちゃん自身のことを教えてください!

こちらこそ、よろしくお願い致します!
現在は、大学4年生で横浜に住んでいます。
4月から社会人として、広告代理店の東北支社で勤務予定です。

おぉ!東北エリアで勤務予定なのですね。
宮古出身ではないとお聞きしていますが、宮古との出会いについて教えてくれますか。

宮古との1番最初の出会いは、私がゲストハウスに興味を持っていて、
各地のゲストハウスを調べていたら、偶然、宮古にあるゲストハウス3710のインターンを見つけたことでした。
最初に見つけた時は、その時期の応募期間が終了していたので、普通の観光客として宮古に行きました(笑)

ゲストハウスへの興味から、宮古へのインターンにつながったのですね。
なぜ、ゲストハウスに興味を持っていたのですか?

元々、旅行が好きで、地元の人しか知らない観光スポットを教えてもらえたり、旅人同士で体験の共有ができることに魅力を感じていました!そこで、自分自身がゲストハウスを運営する側になってみたいと思い、ゲストハウスのインターンに応募しました。約1ヶ月宮古に滞在しながら、インターン中のプロジェクトに取り組みました。

なるほど!
インターン中はどのようなプロジェクトに取り組まれていたのか知りたいです!

「地域内外の交流を生み出すイベントの企画」というミッションの元、活動していました。最終的には、思い浮かべる宮古の写真を集め、その写真を印刷し、3710の交流スペースで写真展を開きました。

宮古市実践型インターンの同期メンバー

ゲストハウスならではの、ミッションですね!
山澤さん自身も、旅人が地元の人しか知らない観光スポットを教えてもらえることをゲストハウスの魅力であると感じていると仰っていましたもんね。
なぜ、写真展だったのでしょうか?

高齢者世代から子供世代まで、広く地域の魅力を伝える手段を探していました。そのような時に、写真だったら、一枚で伝えられるのではと思いました。
①宮古の人たちから写真を集めるときに、改めて宮古の好きなところを思いだすきっかけに。
②観光客や見てもらう人には、観光ガイドに載っていない宮古の魅力を知って欲しい。
この2つの想いを込めています。

写真展の様子@ゲストハウス3710

確かに、写真なら文字や言語なしに、幅広い人たちが楽しめますもんね。
素敵なアイディアですね!
実際に開催してみて、どうでした?

実際に写真を見て、その場所を訪れてくれた人もいるので、わずかな観光客の人には宮古の魅力を伝えることができたと思います。ただ、コロナが流行り初めて、イベントを開催して良いのか微妙な時期であったことと、準備不足であったことから、100%の力を出すことができなかったという後悔も残りました。

そうだったのですね。
後悔があったから、その後に宮古で長期インターンを実施したのですか?

100%の力を出せなかった後悔と挑戦したい気持ちですね!
まだ宮古に貢献できていないモヤモヤと、性格的に何かをやったら、成果を出すまでやり切りたいので!!
だからこそ、大学を休学して、半年間ゲストハウス3710で再びインターンすることを決めました。

3710初の長期インターンですね!
実際にどんなことに取り組まれたのでしょうか。

2つのことに取り組みました。
ゲストハウス業務全般と着地型観光商品の企画&開発です。
特に、後者は初めてのことばかりで、試行錯誤の繰り返しでした。
宮古の観光スポットを全部回ろうと思い、観光協会のホームページに掲載されているスポットは全て周りました。それから気になった宮古市の方々にヒアリングをし、ヨソ者視点で珍しいと思ったスポットをツアー内容に取り入れ、1つのツアーを作成しました。ツアー完成までは、ツアー料金や内容を提案し、フィードバックをもらって調整しました。

大学生では、なかなかできない経験ですね!
実際に作成された、ツアーについて教えてください!

「体験」がメインのツアーを組みました。
魚市場から船で日出島漁港に行き、帆立釣り体験と試食、魚市場に戻りセリの見学。最後に刀鍛冶の職人さんのところで作業風景の見学と体験ができるツアーです。
インターン中は、モニターツアーの実施まででしたが、現在も修学旅行や体験学習の受け入れの時に使われていると聞いています!

帆立の試食前

面白そうなツアーですね!私も参加してみたいです!
半年間のインターン中で、山澤自身の変化などありましたか。

ツアー作成にあたり、全く繋がりのない人にアポを取り、ヒアリングに行っていたので、コミュニケーション能力は上がったと思います。
学生だからこそ、許されるところもあったのかなと、今では思うところもありますけどね(笑)

学生という強みを活かせるのは、学生の時だけですよ!!
半年も宮古にいるとインターン業務以外にも様々なことがあったと思いますが、特に記憶に残っているエピソードなどありますか?

色々ありましたね〜。
特に記憶に残っているのは、インターン中は3710に滞在していたのですが、3710の近くに住むおばあちゃんと仲良くなったことです。きっかけは、夜に川の近くを散歩していたら、偶然おばあちゃんに会って、声をかけてもらって、そこから相談にのってあげるよと近くのスナックに連れて行ってくれました。関東に住んでいて、40歳ぐらい離れているおばあちゃんとたまたま会って飲みに行くことなどありませんでしたが、宮古ならではのエピソードだと思っています!

確かに、私も東京に住んでいて、偶然会った人と飲みに行ったことはないです(笑)
素敵な出会いですね!
半年間、宮古で暮らして、宮古への心境の変化などありましたか。

宮古が帰る場所になりました!
日々、地元で生活していても、宮古に行かなきゃなと思うことがあります。3710の人、宮古の近所のおじいちゃんやおばあちゃんに会いにいきたくなります。
心配をかけたからこそ、報告しに行かなきゃ、頑張って成長しているところをみて欲しいと思っています。

宮古の人が聞いたら、嬉しくなりますね!
山澤さんにとって、第二の故郷になっているのかなと感じました。
今後は、宮古とどのように関わりたいですか。

遠くから、なんとなく繋がっていたいと思っています!
深いと嫌なところがみえてきちゃうし、離れてすぎても寂しいので…。
だからこそ、食堂「みやこ」の様な、関係人口として関われるプラットホームがあるのは関わりやすいし、良いと思っています。

宮古には、宮古に住んでいなくても関わることができる様々な選択肢がありますよね!
最後に、本企画恒例の宮古のオススメの食べ物と場所を教えてください!

オススメの場所は、重茂半島です!海の色がとても綺麗で、浄土ヶ浜もだけではもったいないです!重茂の海をみて、1日ぼ〜っとしていられます。
食べ物は、やっぱりどんこのたたきですね!元々たたき系が好きなこともありますが、首都圏ではなかなか食べることができない、レアな食べ物です。

ありがとうございます!
重茂半島に行ったことがないので、行ってみます!

これからも、食堂「みやこ」の運営メンバーとして、宮古ファンとして、一緒に宮古の魅力を発信していきましょう!

(インタビューアー:NPO法人きっかけ食堂 青山詩乃)

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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