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出国前の準備。海外駐在帯同に向けて具体的に何をすればいいの?

行くと決断してから、では具体的にいつ何をすればいいのか?
渡航先やタイミングによって変わってくると思いますが、参考になれば幸いです。


家族での話し合うこと

・企業へ確認したいことの共有

海外駐在の辞令を出した企業に赴任予定日・赴任期間・帯同者の引越可能時期・帯同者の条件をまずは確認します。
準備の過程で、追加で確認したいことは出てくると思います。その都度会社へ確認してもらいます。

帯同者の引越可能時期を確認する理由は、会社によっては赴任者が先に出国して、生活を整えてからパートナーが出国することが求められる場合もあるためです。

私の場合は、現地で就業できるかどうかを気にしていたため、帯同者の条件を確認しました。企業によっては帯同者の就労を認めない場合もあるそうです。

会社の問題とは別で、配偶者ビザによって入国した場合、働けるかどうかは国によって異なるので別途確認が必要です。インドネシアでは配偶者ビザでの就労はできず、就労する場合は就労ビザへの切り替えが必要になります。

・家族計画や学校のこと

出国日が近づくと、準備や送別会で想像以上に話し合いの時間は奪われます。そのため家族計画やお子さんがいる場合は学校をどうするのかなど、今後の方針を話し合う時間が取れるタイミングでとることをおすすめします。

過去に同じ国に赴任した先輩がいる場合は、その方に現状の話を聞くことができるといいかもしれません。

・その他

賃貸で生活している場合、家賃更新をいつまで行うかや、パートナーの出国後の帯同者の仮住まいも考える必要があります。

帯同者の会社の規定や選択肢の確認

パートナーの状況がおおよそ把握できたタイミングで、現職の人事と規定を確認しました。

企業によって選択肢は異なると思います。
私の場合は外資系企業に勤めていたこともあり、下記の選択肢があげられました。
①現職の日本法人に所属したままで、海外でのリモートワーク
②現職で海外の支社への転勤
③休職(条件あり)

③の場合、企業によっては本人が就業し、何年経過後などの規則もあります。私はこの条件を満たすことも考えて、パートナーの出国後、約半年間は日本で就業を続けました。

必要な手続き

海外駐在の辞令の際に、どんな手続きが必要かサポートしてくれる会社もありますが、以下のことを行いました。
企業や渡航先によって異なると思いますので、確認は必要です。

・予防接種(帯同決定後~)

渡航先でどの予防接種が必要かの確認をして日本検疫衛生協会東京診療所に電話予約をします。

夏季休暇前は予約が取りにくいということなので、早めの準備が必要です。
過去の予防接種記録を確認するためにも、当日は母子手帳の持参がおすすめです。

予防接種の種類によっては複数回の接種が必要となる場合もあります。
私の場合、肝炎の予防接種のうち3回目の接種が2回目の接種から半年後でした。早めに動いた結果、すべてを日本で行うことができました。

※パートナーは3回目の接種をインドネシアで行いましたので、すべてを日本で行わなければならないということではないと思います

・語学研修(帯同決定後~)

会社によってはパートナーの語学研修の費用を補助してくれる企業もあります。私の場合はインドネシア語の語学学校に通いました。

※インドネシアの場合、アパートメント、ホテル、ショッピングモールなどでは英語が通じることもあります。しかし、タクシーの運転手やレストランやパサールと言われる現地のお店などでは英語が通じないことも多いです

英語は数年前からオンライン英会話を毎日続けていたので、継続しました。

・健康診断/歯の治療(帯同決定後~約3か月前)

渡航前に人間ドッグでの検査を行いました。
また、海外=歯科治療が高額というイメージがあったので事前に治療を行いました。

・株の売却(帯同決定後~約2か月前)

証券会社に確認しましょう。
必要であれば株式の売却が求められます。

・パスポートの更新(半年前~約2か月前)

残存期間を確認して、ビザ取得にあたり更新が必要な場合は更新しましょう。

・ビザ用証明写真の準備(半年前~約2か月前)

渡航先によって証明写真の背景色や服装に指定があります。

インドネシアは背景赤色であることが必要でした。
また、インドネシアで就業ビザを取得する場合には、襟付きシャツ+ジャケット着用がいいという記事を見たので、その可能性がある場合には従ったほうがいいかもしれません。

・クレジットカードの有効期限確認(約3か月前~約1か月前)

更新月の近いものについては事前にクレジットカード会社に相談すれば早めに発送してもらうことも可能です。

クレジットカードの種類・会社によっては、更新月に海外まで送付してくれるものもあるそうです。

・携帯電話の契約内容確認(帯同決定後~約2か月前)

渡航先の現地では別のsimカードを使用することになると思いますが、日本の携帯電話番号を維持したい場合は格安simに変更しておきましょう。

通信会社によっては海外での使用が可能となるタイプもあります。私は楽天モバイルに切り替えをしましたが、近隣国への2-3泊の旅行の際にはsimカードを購入せずに海外ローミング(2GB無料)を使用しています。

・保険の見直し(帯同決定後~渡航日確定後)

現在入っている保険が海外渡航後に対応しているか確認します。
渡航日が確定した後に、渡航先と渡航日の書類提出が求められる場合もあります。

・荷物の準備(約2か月前~渡航日)

企業によっては船便・航空便の輸送手配をしてくれるところもあると思います。国によっては輸送ができないもの・船便では輸送可能だが、航空便では輸送不可のものがあります。

インドネシアでは米(電子レンジ加熱するものは可能)、アルコール(酒・みりん・アルコール除菌等)、「混ぜるな危険」表記のあるもの、リチウムイオン電池が付属しているもの(電池を取り外しした場合、本体は輸送可能)は輸送不可でした。運送会社に事前確認が必要です。

航空便は2~4週間で到着しましたが、船便は2か月ほどかかりました。
また、受け取り手続きもタイミングによっては時間がかかることがあります。
パートナーの時の航空便は2週間ほどで届きましたが、その半年後に私が輸送したときは4週間ほどかかりました。

・海外転出手続き/住民票の除票 (約1週間前)

海外赴任の期間によっては区役所に行って手続きをする必要があります。


想像以上にやることは多いです。
手続きや準備も大切ですが、親しい人とゆっくり話をして思い出をつくりながら、進めていきましょう。

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