見出し画像

お産に痛みは必要なのか?〜無痛分娩という選択〜

長女の出産は自然分娩だった。
陣痛の波が来るたびに、私は恐怖を感じた。
お産中は、この後我が子に会えるという高揚感なんて微塵も感じることができず、
ただひたすら早く終わって…と強く願った。

生まれてくる頃には満身創痍の私。
カンガルーケア…??
正直あんまり覚えていない。

あの恐怖を忘れられず、次女の時は無痛分娩を選択。
果たしてその選択は…。


一昨日、無事次女を出産し、
ただいま入院中である。

今感じていることを残したくて
noteを書いている。

今回の次女の出産では、
無痛分娩が可能な施設を選択した。
理由は冒頭でも書いた通り、
ただシンプルにお産の痛みが怖かったからである。
もうあの恐怖を味わいたくなかったのだ。

その選択に、少しの迷いもなかったかと言われると
それも違う。

子供を産むにあたって、
楽していいのかな?
痛いからこそ、その先に喜びが待ってるんじゃない?

誰の声かもわからない声が
私の中でぐるぐるしていたのは間違いない。

それでも無痛分娩を経験した友人何人かに話を聞くと、
痛みが緩和されるのはもちろん、産後の身体のダメージが大幅に軽くなるよ!と、みんな口を揃えていた。

そのリアルな声が私の選択を後押しした。
それに今回は2人目の出産ということもあり、
退院後の2人育児の人体的負担を考慮したのもある。

こんなふうに、自然分娩に人生最大の恐怖(盛ってないです)を覚えた私でも、
自然分娩or無痛分娩??
の選択に迷いが生じたのだ。


その背景には、
私たちの祖母、曾祖母…もっともっと昔からの
「痛みに耐えてなんぼ!」
みたいな根強い感覚が私のDNAのどこかにも刻まれているんだろうな…と感じた。
(良し悪しではなくね。)


そして無痛分娩での次女の出産を終えて想うことは、
この選択をした自分に、
「ナイスチョイス!!」と言いたい。

最後の方は確かに痛くて若干震えたけど、
体感でいうと、自然分娩に比べて100倍ラクだった。
(これ、盛ってませんよ。)
もうすぐ会えるという高揚感を感じることができ、出てきた我が子を笑顔で迎えることができた。


タイトルにある問いに対する私の答えは、
「NO!!」。
でも長女の時の自然分娩の思い出も
今では笑って話せる。
そして、私の人生の財産になっていることは間違いない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?