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クラベスでソン・クラーベ🇨🇺│Clave de Son 3-2

📢6/22 Rewrite✍ 持ち方の写真差し替え
爪甲に対して垂直に乗せてます…🙏🏻

クラベス、曲中で叩いてみたかったんですよね〜〜〜☺️☺️☺️
高校生の頃、パーカッションパートの同級生が先生にクラベスの持ち方・叩き方をレクチャーされてるのを見ていて「面白そうだな〜」と思ってました。

時が流れること十数年。クラベスを叩くチャンスがやってきた…!


解説の前に・・・

譜面の購入はこちらから💁🏻

譜面のプレビューはこちらから💁🏻

https://www.sierramusicmp3.com/mp3/previewscores/SMP530.pdf

クラベス推奨…!

数年に一度巡ってくるこの曲。
(クラベスは0:20から叩き始めます)

23 Degrees North - 82 Degrees West|北緯23度西経82度
編曲:Arranged by Bill Russo ビル・ルッソ
Stan Kenton Orchestra スタン・ケントン・オーケストラ

実はこの曲、ラッキーなことにトランペットにクラベスの譜面が書いてあるのです!

Trumpet5の譜面をよく見ると…
クラベスも叩いていいよ🙆🏻

普段トランペットを吹いてる人が「リズム楽器も叩きたい!」ってなかなか気軽には言えないのですが。
怖いとかではなく、ベテランリズム隊がタイトに作りこんでるところにパーカッション初心者が「私も混ぜて〜🙌🏻」と言いに行くのは恐れ多いな〜と。

それが…叩いていいよと言われている…!!笑

他の打楽器はどう鳴らしたら良い音になるか検討もつかないけど、クラベスは分かる…!
8分音符を均一に入れ続けるのはめちゃくちゃプレッシャーだけど、ソン・クラーべはできそう…!と。

Trumpet5の譜面に書かれている3-2のソン・クラーベ

わ〜いわ〜い🙌🏻🙌🏻

あとシンプルに
・アフロキューバンを演奏する
・トランペット(自分のパート)に仕事がない
・曲としてリズム楽器を足す余地がある

この3つが揃うタイミングって本当に滅多に無いから、今やっておこう!と思いました☺️
2回目で楽曲の構成も分かるので、気持ちの余裕もありました🙆🏻

(意外とこれはすんなり通った

クラベスを調達する

JPC(Japan Percussion Center)でお買い物

「(この曲の冒頭26小節だけ使うから)クラベスってレンタルできないかな〜」と探したのですが、min 1日500円からで。練習したいので数日レンタルするなら買ったほうが安いとなり。

存在は知ってたけど行く用事はなかったJPCにも行ってきました。1回行ってみたかった〜!クラベスもたくさん種類があり面白かった〜☺️

クラベスの購入検討をして初めて知ったのですが、クラベスにも種類があって、標準的なクラベスとアフリカン・クラーベがあります。
「より原曲に寄せるなら、アフリカン・クラーベが良いな〜」とワクワクしながら試打しにいったら、思った以上に大きくて…笑

めちゃくちゃ大きくない???
長さは30cmだったのでほぼ2Lペットボトルと同じ大きさ
太さのイメージはこんな感じ
ちょっとした缶コーヒーと同じぐらいの太さ
購入したクラベスでも結構大きいのに、さらに大きいものはちょっと・・・・

さすがに扱いきれないし、どちらかというと持ち方の検証をしたかったので、アフリカン・クラーベはやめて標準的なクラベスにしました。笑

15〜25cmぐらいのスタンダードなクラベスも何種類かあり、最終的に叩いた時にキンキンしないクラベスを選びました。

クラベスの持ち方

この曲に取り組む少し前、ふとしたきっかけでクラベスの持ち方の話になりました。「『握りしめるのではなく、爪の上(爪甲に対して垂直)に乗せて空洞を作るんだよ』って習ったよね〜」と話していて。この持ち方はビッグバンドジャズの場ではなく、その前の吹奏楽時代に習ったことでした。その友達も打楽器が専門ではないのですが、クラベスの持ち方は共通認識があり、面白くて印象的でした。

爪の上(爪甲に対して垂直)に乗せるの図
爪先に見えるけど爪甲です

その後、この曲に取り組むことになり「もっと良い持ち方・叩き方とかあるかな〜?」とYouTubeを発掘していて。
ただ、YouTubeですぐ見つかる動画では握りしめてる動画が多くて、はて?🤔と思ったり。

さらに他の友達と話しても「クラベスは爪甲(爪甲に対して垂直)に乗せて叩くよね〜握らないよね〜」という共通認識がありました。吹奏楽を経由した人は同じように習う持ち方なのかな〜?流派が違うのかな〜?なんて思ったりしました。

claves como tocar afrocubano

この記事を書くためにGoogle検索で「クラベス 叩き方」「claves , how to play」などで改めて調べると爪甲に乗せる叩き方が多めに出てきました。検索力…🤦🏻
キューバの公用語がスペイン語🇪🇸なので、「claves , how to play , afro-cuban」をスペイン語訳した「claves como tocar afrocubano」まで検索すると別の動画が出てきました。あああ検索力…🤦🏻
巻き舌がすごくてめちゃくちゃ陽気に聴こえるhow to動画を見つけました🌞
アフリカン・クラーベは大きすぎてさすがに爪甲に乗せる持ち方では叩けないですが、それでも「手の平を丸めて空洞は作ってね!握ると響かないよ!(意訳)」と言ってました。

クラベス5重奏…?!

プロはプロで爪甲に乗せるではなく、指先で軽く抑えていても良い音が鳴ってるので、つまるところ持ち方は人それぞれですね。あとアフリカンクラーベなら本体が大きくて音を逃がすための穴が空いてるから、割と指先で持ってもOKなのかも🤔
クラベス5重奏なるものもありました💁🏻匠だ…!

実践|BPM184でソン・クラーベ

音を響かせるためになるべく接地面積を減らして空洞を確保しようとしてたら、クラベスが吹っ飛ぶ吹っ飛ぶ…購入してよかった…レンタル品を落としたら笑ってられないので…。
友人に教えてもらい、いくら設置面積を減らしたいといっても、親指を曲げてストッパーを作るのは必須だと分かりました。

持ち方を試行錯誤する図
(これは違う持ち方のほう)
お店で試打した時はゆっくりだったので気にならなかったけど
BPM184でソン・クラーベをすると吹っ飛んで焦りました

ライブ当日はgrooveを保つのに必死で身体が動いてました。効率的には身体は動かさないほうがいいとは知りつつも、動いてました(笑)

打ち付けるよりは振り上げる

完全に感覚ですが、打ちつけると音の響きがなくなるので、叩いた瞬間に振り上げる、指揮を振る時の1拍目と腕の使い方が似てるな〜なんて思いながら叩いてました。研究結果はこちらです。

この動画を撮ったスタジオは響きがデッドになるように作られてます。空間は広めで天井はちょっと低め。立ってる場所のちょうど真上に吸音材?が貼ってある感じです。本番のライブハウスは広いし、天井もやや高め。色んなスタジオでクラベスを叩いてみて、狭くて天井が居住用の高さの場所だと、耳にくるので、クラベス自体が広い空間で使うための楽器だなぁと思いました。

常に同じ場所に同じニュアンスで腕を動かすって難しいですね、しみじみ。
クラベスを良く響く音で叩けたので満足でした。

この曲の4拍子と7拍子のシーケンスの話はこちらに。

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