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18年前のラクロスの試合が教えてくれたこと

少し前、仕事で「うまくいかなかった」と感じたことがあった。
自分のパフォーマンスが悪かったことにここまで凹んだのは、久しぶり。

ああすれば良かった、だから次はこうしよう。
あれが原因かな、次はそれを見越して、云々…

何日か経って改善策はいくつか見つかったけれど、気持ちはもやもやとしていた。

そして、気づいた。
わたしは後悔しているんだ、と。
できることならやり直したい。

なぜあんなに不用意にその仕事に臨んだのだろう。
なぜ一番大事なことをまるで忘れていたみたいに、力を発揮できなかったのだろう。
自責の念も山ほど湧いてくる。

そして、ふと、ある試合を思い出した。
わたしが大学4年の夏、ラクロスのリーグ戦の初戦だ。
その年、わたしはチームのポイントゲッターだった。
3年まで自信の無さがバレバレのプレーヤーだったわたしも、遅咲きだけれど活躍できるようになっていた。

大切な初戦。
なんだかうまくいかなかった。
何年か前の下手な自信のない自分に戻ったみたいだった。
いつものプレーの半分ぐらいしか力を出せなかったんじゃないだろうか。
弱々しいシュートがキーパーに止められる。
焦ってボールを持っている選手に詰めて、フリーをつくって点を取られる。
そんなシーンがありありと浮かぶ。
もう20年近く前のことなのに。

終わってから、しばらく茫然とした。
負けるはずじゃなかったのに。
もっと活躍するはずだったのに。
やり直したい。やり直したい。やり直したい。

22歳のわたしが感じていたこの感覚が、今 自分の中にあるそれととても似ているのだ、と気づいた。
ああ、あれと同じだったのか。

そうして、わたしはわたしの気持ちをやっと認識して、受けとめた。

やり直したくても、それはもうできないんだ。
ラクロスの初戦が1回しかないように。
でもリーグ戦はまだ続く。
この気持ちを、「もう後悔なんてしたくない!」という思いを、活かすしかないのだ。

大学4年のリーグ戦の結果は決して良くなかった。
負けた数は多く、ひとつ下の2部リーグとの入替戦をすることにもなった。(それには勝って1部残留)
他にもいくつも覚えている試合があるけれど、この初戦より後は「後悔」した思い出はない。
結果はさておき、たぶんわたしはベストを尽くし続けたんだろう。

「もう後悔したくない」は、パワフルだ。
今のわたしも、そろそろ次の試合に目を向けようではないか。

#つぶやき #気持ち #もう後悔したくない #ラクロス

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