宇宙に浮かんでいく感覚で、『慣れ親しんだ思い込みや癖』を手放そう。

『慣れ親しんだ思い込みや癖』って、
手放す（それを止める、別の方向を選択する）
のは、

けっこう
勇気が要ることだな、

と思います。

わたしも

いくつも
この『慣れ親しんだ思い込みや癖』を
手放したとき、

何というか、

恐怖や不安、迷いが
ぶわっと出ました。

ずっと同じ会社で働き続けることが良い。
がんばって我慢することで、はじめて成果が得られる。
１日８時間労働をすることが普通。
好きなことで生きていけるのは一握りの人だけ。
お金を多く稼いでいる人が成功者。

これは
ほんの一例です。

ただ、

これ以上に
手放しが難しいな、

と感じるのは、

本当に
自分の奥底に眠っている
『慣れ親しんだ思い込みや癖』

だということに

最近
気づきました。

それは

小さい頃から
親や環境から刷り込まれた
『慣れ親しんだ思い込みや癖』

です。

お金に関しての価値観。
人への接し方に関する価値観。
家族はこうあるべきという価値観。
自分という人間はどういうものか。
社会や仕事にかんする価値観。

人それぞれ、

そもそも
それを意識しないで、

何かを考えるときに
自動的にその価値観に照らし合わせ、

気がつかないうちに
その価値観を基に考えられた最適解を
導き出している。

わたしが

その深い『思い込みや癖』に
ようやく気づけたのは

本当に
ごくごく最近です。

わたしってこういう人間よね。
お金って一生懸命汗水垂らして稼ぐのが当たり前よね。
家族だから、お互いに我慢して補い合うのが普通よね。
仕事は安定した収入を持ててこそよね。

…………。

これらが

悪いわけでも、
良いわけでもありません。

それが

今の自分にとって
無意識の障害になっていた場合、

自分の望む未来への選択を
しにくくなるときもある

と、
そう思うのです。

ですが、

この
深い『慣れ親しんだ思い込みや癖』

を手放すと、

自分の主軸を失った気になる
のです。

あれ？

わたし、
これからどっちへ進んでいけばいいんだっけ？

本当に
これでいいんだっけ？

……と。

例えて言えば、

方向性を失い、
ぽんと宇宙空間に投げ出された感じ。

どこに行けばいいのか。

そもそも、
どうやって進めばいいのか。

上も下も、
右も左も、
移動方法も失ったかのように

足下が
ガラガラと崩れ落ちる

のです。

ただ、

そういう感覚に慣れていくと、
（わたしも今、慣れつつある段階ですが……）

むしろ、

この
『宇宙に浮かんでいく感覚』だったら、

きっと

どこへでも
好きなところへ自由に行けるのかもしれない、

と思うようになりました。

今まで、

上だと思っていたものが下になった
としても、

別に
大丈夫。

そこから、
また新たな景色が見えるだけ。

今まで
自分を無意識に地面に縛っていた制限という重力
がなくなったから、

空間の中を
ふわりと飛んで、どこへだっていける。

主軸がなくなったという感覚が
落ち着けば、

いつだって
主軸は『自分自身の心』のみ。

自分が行きたい方向は

たとえ一時的に混乱したとしても、

『自分自身の心』に聞けば、
答えは自ずと出てくるもの。

なぜなら、

正解も間違いも
すべては『自分自身の心』が決めることだから。

正解という言葉すら
必要ないのかもしれません。

『自分自身の心』に従って
ただ行動することで、

どんな選択肢も
自分が認める『問題への答え』になる
のだから。

宇宙に浮かんでいく感覚で、
『慣れ親しんだ思い込みや癖』を手放そう。

そうすれば、

あなたは無限の自由を手に入れることが
できるでしょう。

……というと、
ちょっと大げさかもしれませんが、

自分の心にかかった制限が
少しでも無くなっていけば、

今より
もっと生きやすくなっていく。

そう
思うのです。

結びに、

あなたの心が
ゆるゆると緩ゆるまっていきますように……。