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Bayerisches Staatsballett 29.05.23 バレエの記録:バイエルン州立バレエ、《ラ・バヤデール》(ナツィオナールテアター)

5月29日、ミュンヘンのナツィオナールテアターでバイエルン州立バレエの《ラ・バヤデール》を観ました。

5月終わりから爽やかな良い天気になりました。
ナツィオナールテアター。

緞帳が上がっており、インド風のスクリーンが下りています。

オーケストラ・ピット。

プログラム。

《ラ・バヤデール》は1877年1月23日、サンクトペテルスブルクのボリショイ劇場で世界初演されました。
ドイツの初演は1998年3月24日、ミュンヘンのナツィーナールテアターでした。
今回もこれに基づいています(マリウス・プティパとパトリス・バール)。

美術と衣裳は毛利臣男、桜井久美子が手がけています。
毛利は「スーパー歌舞伎ヤマトタケル」などでも有名ですよね。

《ラ・バヤデール》は、私個人としてはルドルフ・ヌレエフの亡命と結びついています。
ヌレエフは1961年、パリ公演の際にフランスに亡命しました。この時、ヌレエフは《ラ・バヤデール》のソロル役で西側にデビューし、センセーショナルな成功を収めています。
この時のことを題材にした映画《ホワイト・クロウ》が2018年公開されていますが、残念ながら私は見ていません。
ちなみに、この映画にはセルゲイ・ポルーニンもヌレエフの友人ソロヴィヨフ役で出演しています。

ところで、ポルーニンはバイエルン州立バレエでも踊っていました。ウクライナ出身ですが、プーチン大統領の顔を3つ刺青し、ロシアのウクライナ侵攻後もプーチン派であること公言しています。もう、「西側」で踊ることはないかと思います。

プログラムに挟まれたポスター。

FOTO:©️Kishi


以下は劇場から提供された写真です。©️ KATJA LOTTER



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