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Münchner Kammerphilharmonie dacapo 05.11.2023 コンサートの記録:ミュンヘン・カンマーフィル・ダカーポ (ミュンヘン・ヘァクレスザール)

11月5日、ミュンヘンのヘァクレスザールでミュンヘン・カンマーフィル・ダカーポのコンサートを聴きました。

外はすっかり晩秋の佇まいです。

プログラム。

鈴木舞さんがモーツァルト《ヴァイオリン協奏曲第3番》を弾きました。

驚いたのは、日本からと思われる鈴木さんの応援団が15人ほどいらっしゃったことです。
日本人音楽家がソリストとして登場するのはとても珍しくなっているし、また観客・聴衆としてもコロナ後は特にコンサートやオペラ劇場で日本人グループを見かけることもほとんどなくなっているからです。

コンサートが終わった後、このオーケストラの支持者やオーケストラのメンバーなどがビール・レストランに集まりました。ここは有名なところですが、観光客が集まるホーフブロイハウスではありません。
2階の広い一角が専用に予約されており、50人ほど集まりました。壁にはノイシュヴァンシュタイン城などの建設で有名なルートヴィヒ2世の肖像が飾られています。

                            FOTO:(c)Kishi

私はオーケストラの設立者であり指揮者のショットキィさんから誘われたので、行きました。当然、鈴木舞さんもお見えになると思っていたのですが、彼女は日本からの皆さんと一緒に他にいらっしゃったとのことでした。

演奏家を応援しようと日本からわざわざいらっしゃる『応援団』はとてもありがたいことだし、一緒の時間を持つことも大切です。
しかし、招聘してくれた側も大切です。
また、オーケストラの援助者、支持者には重要な方もいます。この日も前ミュンヘン市長やドイツの大企業の幹部もいました。その方たちとも交流を深め、そしてこちらでの支持者を増やすことも、先の音楽活動につながります。
応援する方々もそれを望んでいると思います。

ですから、こういう場合、ぜひお薦めしたいことがあります。

日本からの応援の方々も一緒にドイツ側と交流してはいかがでしょう?
これはとても大事なことだと思いますし、そして、双方、音楽を通じて良い思い出ができると思うのですが・・・。

ちなみにこの時の食事会で、日本人は私一人でした。
そこで、鈴木舞さんについて、応援の日本人の方々についていろいろ尋ねられたのですが、私自身ではお答えできませんでした。

また、アジア人といえば、近年、中国人か韓国人が主流の中で、日本についての情報も少なく、日本人と接する機会もないので、質問をよく受けます。多くの人が日本に興味を持っているのです。

ですから、こういう時に是非色々な人と触れ合ってください。

ところで、日本からの方に言われたのですが、前夜はバイエルン州立オペラで《蝶々夫人》をご覧になったとのこと、実はあまり興味はなかったのだけど、オペラハウスの雰囲気を楽しみたかったので、ということでした。

しかし、公演や雰囲気だけではなく、それに付随する(支える)要素がたくさんあり、例えばバックステージを見る、とか大道具・小道具・衣裳の製作現場を訪問するなど、こういう場所を見るだけでも、芸術に対する取り組み方を垣間見、興味が増すと思います。
そして体験がより深く、充実したものになると思います。せっかくの機会ですから。

ただ、相手側とのネットワークが必要なことは言うまでもありません。

というわけで、コンサートやオペラの訪問なども含め、何かご質問・ご希望等があれば、以下にどうぞ。


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カルチャー・コンサルティングについてのお尋ね、ご連絡は以下までどうぞ。

Kishi Culture & Media Consulting Companie UG
代表:来住 千保美(Chihomi Kishi)
info@kcmc-music.com

ご興味のある方は以下の投稿をご覧ください。





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