音楽ニュース:バイエルン州の劇場など文化関連施設、2月末まで閉鎖

コロナ感染拡大が収まらない現状で、バイエルン州が文化施設の閉鎖を2月末まで延長しました。

これを受け、バイエルン州立オペラ(ミュンヘン)は、夏開催のオペラ祭のチケット売り出しを延期しました。

しかし2月13日ウェーバー作曲《魔弾の射手》新制作プレミエは無観客で行い、無料でストリーミングする予定です。
https://www.staatsoper.de/staatsopertv.html?no_cache=1#c18475

この他《白鳥の湖》、《ヘンゼルとグレーテル》もありますが、4,90€です。

バイエルン州立オペラの20/21シーズンの超目玉は、現インテンダントのバッハラーの任期最後のシーズンでもあり、R.シュトラウス作曲《ばらの騎士》とワーグナー作曲《トリスタンとイゾルデ》の新制作です。この二つはオペラ界今シーズン最大の注目となっています。
《ばらの騎士》プレミエは3月18日、《トリスタンとイゾルデ》プレミエは6月29日(オペラ祭プレミエ)です。
《トリスタン》の頃にはコロナ感染も収まっていると思いますが、《ばらの騎士》プレミエの頃は、まだまだ、という感じがしています。

同オペラの現行の《ばらの騎士》のプレミエは1972年、ミュンヘン・オリンピックの年でした。演出はオットー・シェンク、指揮はカルロス・クライバーでした。

このプロダクションが今までなんと、50年近くも続いていました。
私も何度も観ましたし、絢爛豪華な素晴らしいステージには毎回うっとりしたものです。

しかし・・・もう半世紀も経ちます。

そろそろ「世界最高のオペラ劇場」であるバイエルン州立オペラで、新しい21世紀の《ばらの騎士》を観たいではありませんか!

3月の新制作プレミエの演出はバリー・コスキー。
反対運動も起きたそうです。

コロナ禍でプレミエは無観客となる可能性も高いのですが、その後でも、絶対ライブで観たい!

早くコロナが収束してほしい・・・。

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