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コンサートの記録:ミュンヘン・フィル、第一回定期コンサート(10月16日11時、ミュンヘン・イザールフィルハルモニー)
10月16日、ミュンヘン・イザールフィルハルモニーでミュンヘン・フィル第一回定期コンサートを聴きました。
11時からのマチネー・コンサートでした。
この日から夏のような良い天気に恵まれています。
英語ではインディアン・サマーと言いますが、ドイツ語では「Altweibersommer」(アルトヴァイバーゾマー、老女の夏)と言います(ひどい表現!)。
指揮のフィリップ・ヨルダン(日本ではジョーダンという表記も)は現在、ウィーン国立オペラ音楽監督ですが、25年までの契約を延長しないことを発表しました。
ミュンヘン・フィルはロシアのウクライナ侵攻後、首席指揮者ゲルギエフを解雇しました。
首席指揮者探しが始まっています。
定期コンサートを指揮する指揮者たちはもちろん候補にあがっています。
プログラム。
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ソプラノはカミッラ・ニュルント。ワーグナー歌手のトップの一人です。
ただ、歌手は夜の公演に慣れているため、11時からのコンサートはやはり気の毒です。
コンサートマスターは青木尚佳。ミュンヘン・フィル初の女性のコンサートマスターです。
現在、ドイツのAクラスのオーケストラのコンサートマスターを務める日本人は3人、青木の他、ベルリン・フィルの樫本大進、ベルリン・コンツェルトハウス管の日下紗矢子です。
コンサート後、拍手に応える。
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ミュンヘン・フィルはコンサート・オーケストラで、オペラのピットには入りません。ですから、後半のワーグナー「《神々の黄昏》から」は大変興味があったのですが、素晴らしい演奏でした。特にホルン・セクション。吹き始める前に雰囲気が
作れるのです。
それに通常はピットの中にいて見えないオーケストラが、ライトモチーフをどんどん可視化していく・・・ステージでの公演を観るのと違う意味で、こちらも忙しくて大変でした。
ストリーミングでは決して味わえない醍醐味です。
FOTO:©️Kishi
以下はミュンヘン・フィルから提供された写真。©️Tobias Hase
私が聴いた前日、10月15日のものです。
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