オペラの記録:ケルン・オペラ、ブラウンフェルツ作曲《鳥》新制作(12月5日)


ケルン・オペラの新制作《鳥》を観ました(12月5日、プレミエ)。

テキストと作曲を手がけたワルター・ブラウンフェルツはヘルマン・アーベントロートと共に1925年からケルン音大の学長を務めましたが、1933年ナチス・ドイツが政権掌握するのと同時に『ハーフ・ユダヤ人』として公職から追放されました。

第二次世界大戦後、当時のケルン市長コンラート・アデナウアー(後にドイツ連邦共和国首相)から呼び戻され、ケルン音大の再興に努めました。

1954年3月19日に没し、お墓はケルンにあります。

《鳥》は1920年、ミュンヘンで世界初演されました。

ケルン・オペラは作曲家に馴染みの深い町として2020年の世界初演から100年を記念して新制作プレミエを迎えるはずだったのですが、コロナ禍で延びていました。

世界初演の地、ミュンヘンがいち早く2020年に100年記念新制作プレミエを迎えています。

私はこの作品は、これまで、チロル・フェスティヴァルで観たことがあるだけでした。

https://note.com/chihomikishi/n/n02992ebde85e

さて、今回のプログラムです。


コロナ2G(完治かワクチン接種完了)の制限がありますが、プレミエということもあり、多くの人が集まり熱気があります。


この日はクリスマスの第二アドヴェント・日曜日です。


ケルンは劇場改修中のため、代替のシュターテンハウスで公演が行われています。
ステージの左にオーケストラが位置しています。


楽屋は客席からフォワイエを通って行くしかありません。
ですので、ステージに向かう出演者もフォワイエを通ります。


カーテン・コール。まず歌手とコーラスだけ。


指揮のガブリエル・フェルツ(ドルトムント・オペラの音楽総監督)が現れ、まずオーケストラを讃えます。


そして、指揮者は歌手の間に入り、拍手を受けます。


演出チームが登場しました。

以上の写真は、©️Kishi

以下のステージ写真はケルン・オペラから提供を受けたものです。©️Paul Leclaire

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