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旅の記録:シシ(エリーザベート皇后)ゆかりのドイツ、バイエルン州ポッセンホーフェン(シュタルンベルク湖畔)


ドイツ、バイエルン州の州都ミュンヘンの南南西にシュタルンベルク湖という大きな湖があります。
これまでもこのブログで何度かとりあげてきました。

例えば、ノイシュヴァンシュタイン城などを建設したルートヴィヒ2世が亡くなったのもこの湖でした。

上記でも触れましたが、ルートヴィヒ2世が亡くなったベルクの対岸にはPossenhofen (ポッセンホーフェン)という場所があります。

ここにはシシの愛称で親しまれるオーストリア・ハンガリー二重帝国の皇后エリーザベトが育った城があります。

この城は1536年、Jakob Rosenbush(ヤーコプ・ローゼンブッシュ) によって建てられました。

1834年、シシの父、ヴィッテルスバッハ家のバイエルン公マックスがこの城を入手します。

シシ(1837年12月24日ミュンヘン〜1898年9月10日ジュネーブ)は1838年から53年までこの城で暮らしました。
53年夏、当時、ヨーロッパ一美しいと評判の高かったシシは、皇帝フランツ・ヨーゼフに見初められ、54年4月に16歳で結婚しました。

シュタルンベルク湖畔の散歩道の途中に、城とシシの関係が簡単に説明されています

しかしシシはウィーンの宮廷に馴染まず、各地を旅し、馴染みのあるバイエルンにも何度も戻っています。

シシの親戚でもあり最愛の友人だったルートヴィヒ2世は1886年、シュタルンベルク湖畔で謎の死を遂げます。この時シシは半狂乱になったと伝えられています。

また、息子ルドルフは自殺を遂げ(1889年、マイヤーリンク事件)、自分自身はジュネーブでテロリストに刺されて亡くなっています。

現在、ポッセンホーフェン城は個人所有になっており、内部を見ることはできませんが、周囲は静かな散歩道となっています。

ポッセンホーフェン城の正面入り口


昔の塀の外側から。内側の遠くに城が見えます。


散歩道の途中、生垣から覗き見・・・


城周辺の散歩道から薔薇島が見えます


薔薇島については以下の投稿をどうぞ。


FOTO:©️Kishi


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