#360 収益化が難しい音楽業界 クラシックアーティストのプロデュース
1.
アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ。厳しい音楽業界 クラシックアーティストのプロデュースの近況報告、どんなことをやっているのかなど少しご紹介します。
改めまして、このチャンネルを選んでくださってありがとうございます。チャンネル名は アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオアナウンサー。プロデューサーとして30年近く放送局に勤め、音声の研究者として心地よい声の研究を続けています。またYoutube朗読チャンネルはフォロワー2万人を突破しました。
このVoicyでも聞き取りやすい声、また聞きたくなる声を意識しながら、月~金曜日毎朝6時半から配信しています。よかったら最後までお聞きください。
さて、先日、宇都宮動物園で弊社コミュデザインカンパニーがプロデュースするクラシックアーティスト、Crocheのデビューライブを行いました。コロナ患者が急増するニュースが報道され、行動規制はないとはいえ、多くの人の行動に影響があった週末で、夏休みの始まりとはいえ、渋滞もなく、エンタメ施設としても寂しい出だしのスタートでした。
宇都宮動物園の半屋内の施設をお貸しいただけるとのことで、通常はレクチャールームのような机と椅子と黒板があるような場所でのコンサートでしたので、ミニライブ用に装飾をしたりなど少し前から準備をしていきます。
お金をかければいくらでもできますが、無料のライブで準備は全て持ち出しになるため、収益の見込みが出るまではなかなかお金はかけられません。
ただ、やるからには、見窄らしくなっては良くないため、それなりにとなるとそこそこかかります。
うちのアーティストたちも、ここに至るまでに、インスタを毎日アップしたり、リハーサルも何度も繰り返してライブに臨みました。
今回、無料のライブスタイルを取っていたので、動物園に来てくださったかたが休憩がてら見に来てくれたりしたため、30人以上の方が30分のライブを楽しんでくださいました。
初めて触れる生のクラシックの音色を聞きながら、お子さんたちが手を叩いたり、踊ったり、参加してくださった方はとても喜んでいただけました。
今回、にんじんを使った笛を演奏したのですが、穴の具合や、にんじんの乾燥の具合などなかなか難しく、だいぶ苦労して楽器を仕上げました。
素晴らしい良い内容だったのですが、これを無料でやり続けるのには、限界があり、どうやって続けていくのかが大きな課題です。
かつては、音楽業界は若者の憧れの場所だったのですが、星の数ほど音楽が生み出されていても、違法ダウンロード、ストリーミングサービスの台頭で、多くのレコード会社が倒産したり、音楽系の大学も廃校が相次ぐなど音楽で食べていくのは難しい時代になっています。
オーケストラで活躍する名のしれたアーティストも、かつては、名前一つで週末は出演スケジュールでいっぱいだったという人も今ではほとんどお呼びがかからない、イベント自体ほとんどない、コロナが明けても変わらないと呟いています。
それは、音楽に対する価値観の低さ、ただで享受できるものという考えが世の中に浸透してしているからなんだろうと思います。
そんな中いま音楽業界で収益化が見えているのはフェス、フェスに伴うグッズ販売は比較的堅調だということです。その空間を一緒に共有できる思い出作りができるアーティストは持続可能なのかもしれないというのが私の考えです。
弊社がプロデュースするアーティストCrocheがそういった思い出づくりをサステナブルにできるかどうか、なかなかハードな山を登り始めてしまったと、自分でも毎回冷や汗をかきながら取り組んでいます。
またこれを機に、プロデュースしてほしいというアーティストさんからのお声がけがありますので、自分の時間を費やしても苦じゃない!というそんなアーティストさんたちと一緒にだったら、やれそうな気がします・
3.
今日は厳しい音楽業界 クラシックアーティストのプロデュースについてご紹介しました。
Crocheの活動については、公式インスタグラムがあります。よかったらフォローをお願いします。
https://www.instagram.com/croche2022c/
今日の話が面白かった方は いいね!ボタン。感想はコメント欄に、これからも聞いてみたい方はフォローをお願いいたします。twitterのシェアボタンから感想やツイートをいただけると嬉しいです。積極的にリツイートします。
アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ、お相手は鹿島田千帆でした。ハピハピスマイルでまた来週。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?