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想像膨らむ平安絵巻物語:大河ドラマ「光る君へ」第1話感想

ついに始まった大河ドラマ「光る君へ」

平安時代の装束、フィクションが好きな私にとっては待ちに待った紫式部

紫式部については超訳漫画や「あさきゆめみし」で源氏物語を読んだ程度の知識ではありますが、男社会の平安時代を女でその手一つで生き抜いた姿に憧れを感じる

ドロドロとした宮中で厳しすぎる女社会に頭の賢さを隠したり、日記を書いてみたりと色々と生きづらそうにして少し暗いのが意外で面白い

だからこそ、ドロドロ恋愛小説が書けるのだろう

そう考えると源氏物語はあの時代のリアルで、現代の恋愛漫画やドラマと変わりないと思えば遠い千年の昔がほんの少し距離が近くなったと感じる

そんな浅い知識のままで見た「光る君へ」

なかなか思考が追いつくことができないほど衝撃の展開と散りばめられたオマージュ

源氏物語と上手くミックスされているが、全然気が付かなかった私は後から他の方々の感想を見て知った

オマージュを一瞬で分かる博識人間になりたいと願うばかりだ

それはそうとして、大河ドラマとはいえフィクションドラマ

僅かに残っていた母との別れがこう表現されるとは思っていなかった

反抗期の年齢だとは思うけれど、それにしても玉置玲央さん演じる藤原道兼の狂人っぷりがすごい

それを演じる役者さん達がすごい

今回のドラマ配役は悲鳴を上げるほど素晴らしいと個人的に思う

本当にどの俳優さんも平安貴族衣装がよく似合い、魅力的である

平安ファンタジーが好きな人間としては安倍晴明がツボ

「せいめい」と呼ばれがちなのを「はるあきら」と呼んでいるのがいい

そして一番気になったのが従者の須麻流に対する見方

公式HPを見ても「安倍晴明の従者」としか表示がなく、悶々と考えてしまう

鬼や式神を従えていたとされる安倍晴明の従者がただの人間なはずはない

と、考えているだけでただの人間なパターンもあるかもしれない

僅かな違いも異端とされる時代

有名な鬼の酒呑童子も外国人だったという説があるほどである

鬼や式神と言ってただの人間を従者として使っていたのかもしれない

公式に弄ばれて悔しい…!!!けど、それがいい…!!!

人間関係も含めて色々と想像が膨らむ平安絵巻ドラマ

リアル、フィクション、ファンタジーが混ざり合って、今年1年の楽しみとなりそうだ

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