見出し画像

梅雨の晴れ間、梅のお世話をしながら夏を待つ。

雨は嫌いなのですが、唯一この季節に楽しみがあるとしたら、「梅のお世話」です。我が家では、青梅を漬けて梅シロップを毎年作っています。以前は梅酒も漬けていたのですが、最近は子供達が夏にガブ飲み希望の梅ジュースのみに。大量の砂糖を入れないと失敗してしまう前例から、てんさい糖やきび糖などをなるべく使っています。

梅シロップの作り方は多分そんなに皆さんと変わらないのですが、我が家のこだわりは、梅の収穫からすること。父(子ども達からは爺さん)の庭に訪れ、梅の木にハシゴをかけ袋いっぱいに青梅をもぎ取ります。毎年、様々な気づきがあるのですが、今年は”梅は同じ箇所に並んでついていること”と、”高くて太陽をいっぱい浴びた梅は大きいこと”、”幹には虫がいるけど、青梅にはあまりいないこと”。一見あたりまえのことなのですが、子どもの年齢に合った気づきは成長を感じます。

爺さんの庭は決して広くないし、かなり煩雑だけど、季節に合わせて収穫できる柑橘系や柿、スモモ、クチナシなどの木々がいっぱいで魅力的です。(他人から見たら、都会にいる片付けられないゴミ溜め老人かもです。)

袋いっぱいに収穫した梅は、子どもたちが水洗いし風にさらし、ヘタを取ったら砂糖とリンゴ酢を入れて大瓶へ。一ヶ月くらいゴロゴロ揺らして夏までには美味しくできることを願います。

この一連の流れを「梅のお世話」と呼んでいます。手をかけて、時間をかけて、美味しく頂くために。食べ物が土とつながっていることを実感するために、面倒をかけてお世話をするこの梅仕事が私は大好きです。(子ども任せで、ほぼ私はやってないけど。)

夏の準備に梅を漬ける。なんとも贅沢な季節を感じる時間でした。

画像1

画像2

画像3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?