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世界45カ国を旅して感じたことや美味しいものや日々のよしなしごとを。 https://www.instagram.com/chihirou_wanderlust/?hl=ja

マガジン

  • 逗子の愉悦

    老親ふたりとアラフィフの私とで逗子暮らしを愉しんでいます。 大学生の頃に家族で逗子に引っ越ししてきて、社会人になって十数年離れていたけど、2018年から逗子暮らしを再開しました。逗子で日常を送っていると、「良い町だなぁ」としみじみ思います。(平日は仕事でほぼ不在なのですけどね…) 逗子のおすすめを綴り、逗子での飲み仲間(移住者)を増やせたらいいな…。 お買い物編、スイーツ編、飲食店編、イベント編…少しずつ書き足します。

  • 旅の愉悦

    世界45か国の各地を旅して感じたこと、考えたこと、見たこと、聞いたこと。写真と共にお伝えします。

  • 食卓の愉悦

    食、酒、器など、愉しい食卓にかかわる記事をまとめています。 大好きなお店、レストラン、美味しい料理のレシピ、本などのご紹介も。

最近の記事

逗子で日々のお買い物

逗子は日々の食料品のお買い物が楽しい町です。専門商店もスーパーも。 お魚は漁港で買うこともできるしね。 ★野菜を買う もう断然、逗子生産直売所をおすすめします。母はなぜかサンカク市場と呼んでいます。三角なのか参画なのかは不明。市場の形が確かに三角なので、三角市場かな…。 葉山や鎌倉、三浦半島の生産者直売なので、新鮮で美味しくてリーズナブルです。わが家は、まずここで野菜を購入し、足りないものをスーパーで購入します。置いてあるものは偏りがあるし、日々異なりますが、季節を存分に

    • 砂漠でメロン

      ジュワッと口いっぱいに広がる瑞々しく甘い果汁と、柔らかく甘い果肉。甘さが脳天を突き抜け、砂漠で乾いた身体の隅々まで行き渡る気がした。 今、振り返ってみても、私が人生で食べた美味しいものベスト5に確実に入る。 地獄の業火にも見立てられるトルクメニスタンのカラクルム砂漠の真ん中にあるタルヴァザ、通称「地獄の門」。 ロシア統治時代、天然ガスを掘り出したものの、有毒だったので、とりあえず点火した(雑すぎる…)。天然ガスが湧き出し続けて、早数十年、ずっと燃え続けている。ところが、そ

      • More Than Travel, Less Than Adventure.

        日常が吹き飛ぶような冒険…なんてものはそう簡単にできるものではない。若い時ならともかく、仕事が休める時期も期間も決まっているし、怪我や事件事故も困る。仕事に穴を開けられないから、あらゆることは基本的には前もって予約、準備。出たとこ勝負なんてもっての他。だけど、それでも、できるだけ日常から遠いところに身を置きたい。見たことのないものを見たい。経験したことのないことを経験したい。その衝動は押さえられない。おそらく、生活が安定しているからこそ(これは有難いことだが)、その淡々と続く

        • 神楽坂HASABON【The Tea Company × HASABON】ティーペアリングの会

          <2020年11月某日、神楽坂のHASABONさんで【The Tea Company × HASABON】ティーペアリングの会に参加した際のレポートです。飲食店でアルコールが楽しめない昨今、お茶とのペアリングでコースを楽しむのはアリだな、と思い出し、記録しておきます!> HASABONの小坂シェフの自由で繊細なフレンチに、The Tea Companyの茶師さんが日本茶や中国茶、紅茶などをペアリングしてくださるという贅沢なイベント。 冒頭には、セイロンティーor/and雲

        逗子で日々のお買い物

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        • 逗子の愉悦
          1本
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        • 食卓の愉悦
          5本

        記事

          フィンランドサウナの愉悦

          ※以下の情報は全て2017年1月体験時のものです。 フィンランドといえば、ムーミンとサウナ。2大名物といってもよいだろう。 私自身はもともとそんなにサウナに思い入れがある方ではない。嫌い、ということもないが、大好き!と公言するほどでもない。 それでも、韓国に行けば必ず汗蒸幕(ハンジュンマク:麻の布をかぶって温度の高い土や石でできたドームに入る韓国式伝統サウナ)には行くし、トルコに行けばハマム(トルコ式蒸し風呂の公衆浴場)に行く。なので、当然、フィンランドでもサウナに行く気満

          フィンランドサウナの愉悦

          私が極北を愛する理由

          町を渡る風は、北極の青白い氷を抜けて来たのか、清冽で気持ち良い。白っぽい灰色の空でも、びっくりするくらい青い空でも、そのひんやりとした空気は颯爽としていて気持ちが良い。一方、寒さは怖いものだ。もちろん暑さも過ぎれば同じく怖いけど、やはり寒さの方がより死に近いイメージがある。特に冬の北極圏は死が身近にあるのがよくわかる。 最初に極北を訪ねたのは、オーロラを見るために訪れたカナダのホワイトホース。日本人にはイエローナイフの方が人気なので、あえて小さなホワイトホースを選んだ。小さ

          私が極北を愛する理由

          犬ぞり疾走記

          ※以下の情報は全て2013年1月体験時のものです。 オーロラ爆発でオーロラの見える確率がかなり高い、と言われていた2013年冬。どうしてもオーロラをこの目で見てみたかった私が選んだのはカナダのホワイトホース。日本人にメジャーなのはイエローナイフだったが、あえてホワイトホースを選んだのは、オーロラが見える確率が高いということ、イエローナイフよりは観光客が少なそうなこと、ユーコン野生動物保護区があることが理由だった。 オーロラを見るのはもちろん夜なので、日中はのんびり過ごすか、自

          犬ぞり疾走記

          旅先ビンゴ

          旅の行き先はどうやって決めているの?と聞かれて驚いた。 そんなこと、考えてもみなかった、というか、行きたいところに行っているだけだからだ。そんなことに疑問を持たれるなんて思いもしなかった。他の人はそうではないんだろうか?まぁ、私の行き先があんまり普通ではないからだろうが、それにしても、あまりにも何度もこの質問を受けるので、改めて、自分が旅の行き先をどのように決めているのか考えてみた。 簡単に言うと、ビンゴみたいなものなのだ。 行きたいところは無数にある。行ったことのないとこ

          旅先ビンゴ

          シベリア鉄道で行こう

          ※以下の情報はすべて2016年8月訪問時のものです。  旅好きならば一度は考えたことがあるのではないか。「シベリア鉄道に乗ってみたい!」と。  シベリア鉄道といえばユーラシア大陸を横断する長距離列車。最長のモスクワ−ウラジオストク間を往くには1週間の乗車が必要。さすがにそれはちょっとハードルが高い。そこで、偶然知った、シベリアのイルクーツクとモンゴルのウランバートルを結ぶ区間のシベリア鉄道。2泊3日の旅だ。これくらいならちょうどいい!シベリアもモンゴルもいつか行ってみたい土地

          シベリア鉄道で行こう

          オオカミに会いに行く

          ※以下の情報はすべて、2014年8月訪問時のものです。 世界最北の動物園、Polar Parkはノルウェー北部の北極圏最大級の町トロムソにある。正確に言うと、トロムソから車でさらに3時間ほどかかる僻地にある。 思えばこの日から遡ること2年程前、「世界ふしぎ発見!」で放映されていたPolar Parkを見たのがきっかけでこんなところまで遥々やって来た。ここでは、オオカミと触れ合えるプログラムがあるというので、強烈な印象が残っていた。その後、オオカミにとても強い興味を持ったきっか

          オオカミに会いに行く

          野生動物と遭遇する幸運

          アンカレッジから水上飛行機で40分ほど、広大な緑のツンドラやタイガを越え、霧深い入り江に着水。湿地を縦横に流れる細い水の流れは空から見ると大地を走る血管のように見える。大地の隅々まで水を届ける。この水は氷河からきているのだろうか。それともツンドラ、永久凍土の奥底から溶け出してきたのだろうか。少し灰色がかった色に見える。もしかして、この湿地にも熊やカリブーがいるのではないかと目を凝らして見たが、上空から見つけることはできなかった。 この辺りには水上飛行機でしかアクセスできない。

          野生動物と遭遇する幸運

          物語のある風景

           スコットランドの風景には気配がある。手つかずの自然に見えるが、そこには何かの気配を感じるのだ。それが何かはわからない。単に霧のニュアンスのせいかもしれない。絶え間なく動き流れて行く雲とその雲が落とす影のせいかもしれない。でも、もっと何か密やかなるものが、ずっとずっと太古の昔からそこにいるような気がしてならない。  ヒースやアザミの茂る湿地の荒野を、低く垂れ込めた雲が、早い風に乗ってぐんぐんと移動していく。瞬間的に黒い雲がやってきて雨を降らせ、次の瞬間には陽が射す。幾条もの日

          物語のある風景

          旅の空気

          北極圏の凛とした空気。熱帯雨林の息苦しいくらい湿った空気。黄砂の混じった埃っぽい空気。真夏のカラリと乾燥した空気。結局のところ、旅で一番印象に残って懐かしむのはその土地の空気だ。写真や映像、本などで、世界中のいろいろな場所を疑似体験することができる。だけど、空気だけは、リアルにその場所に行かないと体験できない。 旅先に着く。まずは飛行機のボーディング・ブリッジやタラップ。空港の到着ロビー。空港の空気感は世界各国共通の、「どこでもない空気」が漂っている。ざわざわと多国籍の人々

          旅の空気

          <全3回>「究極の酒器作り~井戸・青磁編~」体験レポート(その3)

          3.2019年12月30日(月)酒宴 相当楽しみにしていたこの日。 伊豆熱川の菱田さんのアトリエに、成型と施釉と2度にわたりお邪魔して、素人にはもったいない土と釉薬を贅沢に使わせていただき、菱田さんにつきっきりのご指導もいただき、楽しく制作したものが、ついに完成! それをなんと、「ふしきの」にて、完成披露&酒宴! 「ふしきの」の端正なカウンターに不似合いの段ボールがいくつか並んでいる。 まずは、クリスマスプレゼントを開ける子どものようなワクワクした気持ちで、届いた箱をオ

          <全3回>「究極の酒器作り~井戸・青磁編~」体験レポート(その3)

          <全3回>「究極の酒器作り~井戸・青磁編~」体験レポート(その2)

          2.2019年12月8日(日)釉薬掛け 前回の反省を活かし、今回は大船駅でおにぎりを買ってから「特急踊り子号」に乗車。前回より少し早い時間だったせいか、大船からの自由席はそこそこ混んでいた。といっても、座れないほどではなく、小田原あたりでは少し空いてきて、車窓も一段とのどかになったので、景色を眺めながらおにぎりを頬張る。この日も前回に続き、とても良いお天気で、前半は列車の右側の窓際で冠雪が真っ白く美しい富士山を眺め、熱海を過ぎたあたりで席を移り、左側の窓際で海を眺めながら伊

          <全3回>「究極の酒器作り~井戸・青磁編~」体験レポート(その2)

          <全3回>「究極の酒器作り~井戸・青磁編~」体験レポート(その1)

          1.2019年11月10日(日)13:30~17:00 手びねりによる成形 神楽坂の「ふしきの」主催の「究極の酒器作り~井戸・青磁編~」と銘打たれた陶芸イベントに参加!陶胎漆器で有名な菱田賢治さんのアトリエで酒器作りの体験ができるという贅沢!日本酒の名店で、器にもこだわりのある「ふしきの」だからこその素晴らしい企画。 2019年夏にも実施されていたが、生憎、予定が合わず参加が叶わなかったので、今回こそはと喜び勇んで参加。 伊豆熱川駅は都内からだとなかなかの距離。私は大

          <全3回>「究極の酒器作り~井戸・青磁編~」体験レポート(その1)