保育園入所にあたって覚えておきたいこと。

ある記事がバズっていたのも最近ですが、
今年の保育園4月入所に落選した声が上がっています。
私の住む港区もやはり保育園激戦区で、なかなか入れないというのは事実です。

しかしながら、やはり入所のためにはそれなりの準備が必要だと考えます。

手放しで遊んでいて、誰もが東大入れるわけではないし、そんな理由で東大に入れなかったからといって東大の運営を責めるのはお門違いです。

とはいえ、死ぬほど勉強し、死ぬほど準備し、テストも満点に近いものだったのに落ちたなら、運営がおかしいと堂々と言うことができます。

抗議に出た時、自治体から半笑いで追い返されないように、少しでもこれから保活を始めていくママさんにとって有益になるように、私自身の覚書も兼ねて書き留めておきます。

繰り返しになりますが、十分に準備して落ちたとすれば、容赦なく国でも自治体でも、死ぬほど叩けます。
落ちたことを嘆くポストをしても、準備不足だろとクソみたいなトラックバックもされません。

今回のエントリは二つの話からなります。

◎保活を始める時期
◎保活の注意したい点

注意してほしいのですが、今回ご紹介する点は、あくまで港区での話なので、他の地域では必ずしも当てはまるわけではありません。

ただ、このポストの主旨として、とにかく準備して周りに文句言われるような損な役回りにはならないでほしいというものがあります。
そして、準備はどこの自治体でも共通して大切なことだと思うので、どのくらいやるべきこと、調べるべきことがあるのか、考えるきっかけにして貰えれば。

保活を始める時期


2016年の4月入所を目指して、私が保活を始めたのは2015年の11月のことです。
(これは間違いなく始める時期としては遅いです。)

まず認可の保育園を地図で確認し、通える範囲の保育園を全てピックアップします。
わたしは会社の最寄りから一駅を上限として、選びました。

結果、通えそうなのは19箇所でした。
この19箇所全部を、1ヶ月かけて訪問していきました。

もっと早くから始めれば、余裕もできたかもしれませんが、
4月入所の〆切が年始で、バッファを持って12月に希望を出そうとすると、このペースでなければ無理でした…。

子育ての合間を縫って、子連れで外出を毎日毎日するのはかなり重労働ですが、保育園訪問はやはりマストです。

実際に行ってみないと保育園の雰囲気は分かりませんし、
(挨拶をしないスタッフさんがいたり、物が雑多に置いてある保育園があったり、懸念点の確認は目視なしには無理です)
保育園に通い始めると子どもを連れて毎日毎日通います。**
したがって、通うのが現実的かを確認する上でも、一度は実際に訪問するのをお勧めします。

とはいえ、妊娠中から行けるのであればそれに越したことはないので、

余裕があればほんとに早めに行っておきましょう!!楽です絶対!!

ちなみに保育園訪問はまず断られませんが、平日しか受け入れていないのが殆どで、しかも人気園だと2週間待ちとかざらにあります。

繰り返しになりますが、早めの準備が必要です。
早めに動けば動くほど、視野が狭まる危険はなくなります。
認証保育園や、一時預かりの検討など、締め切りに余裕がなくなると、他の選択肢に目を向けることが難しく、かつ最早間に合わないという事態になります。


保活の注意したい点


注意したい点は3つあります。
少し多いですがどれも大切です。

訪問メモを残す

大切です。保育園に行ったその日に、その保育園がどうだったか書き留めておいたほうが良いです。なぜなら忘れるからです。
最初の一つ二つは覚えていられるかもしれませんが、
間違いなくそのうちどこがどの園か見失います。

あとでやろうとすると絶対に忘れます。
帰りのバスの中で(子どもがグズつかない限り)かきとめるのが一番良いと思います。

希望園に無理がないか確認する

大切です。確認の対象は内と外の2つです。
つまり、パートナーと自治体の担当者です。

パートナーに相談するのは、万が一送り迎えをお願いすることになった時、可能かどうか知るためもありますし、
そもそも、2人が納得する(その園の特色、教育方針も含め)園を希望したほうがのちの齟齬がなくなるし、2人で子育てをするのだから当然の事のように思います。

うちの場合は、送り迎えのこと、その園の先生の様子、カリキュラム全て伝えた上で主人と希望園を絞り、19箇所から8箇所を希望しました。

そして、自治体の担当者にも確認して貰います。
これがかなり大事です。

何故なら、(そして当然でもありますが)人気の所ばかり書くと絶対に入れないからです。
担当者は昨年の実績を基に、その世帯点数で入れたかどうか確認してくれます。

けして絶対のものではないですが、世帯点数が40点(夫婦ともにフルタイムでの就労世帯)ないと入れない実績の園ばかりを書けば、それ以下の点数の世帯はまず入れません。

抑えのような形で、自分の点数以下でも入れた実績のある園を二つほど希望に追加すれば、
どこかには入れるはずです(理論的にはですが)。

因みに、40点の園は区立の園庭がある保育園が多かったです。
私立だと40点以下でも入れる所は多いですが、園庭がなかったりめちゃくちゃアーバンだったり。(その代わり有栖川宮公園にお散歩に行くなど、子どものストレスは溜まらないようにしてある)
私立だとリトミックやら英語の授業やらあって、区立よりもいろんな試みをしてるという印象はあります。

少し横道に逸れましたが、希望する保育園に無理がないか、確認をする。
必ず確認をする。この確認は非常に重要です。

ただし、どうしても区立が良いというなら、そう書くべきだとも思います。

しかし、そこには必ずトレードオフが存在します。

絶対に復職することが最優先事項なのか、待機児童になってもいいから、子どもに自分が考える最高の環境を与えるのか。
保育園に預けるのなら、何が一番自分の(家庭の)中で大切なのか決めたほうが良いと思います。

減点項目について確認する

これは自営業の方にとっての特筆すべき注意点かもしれません。

世帯点数から減点されてしまう項目は様々あるのですが、自営業の場合、その運営の実績がないと減点されます。

自営業の場合、1週間のタイムスケジュールの提出が必要です。

その1日の労働時間が8時間に満たない場合、減点となります。

また、会社が存在していますよってことを証明する書類を提出しても、収入との整合性が取れない(会社を運営してるのに滅茶苦茶収入が少ない、とか)場合、減点されます。

特に注意したいのは後者で、整合性が取れてるかどうかは区全体の会議体で判断されるので、私たちの手から離れた瞬間、その後は自治体任せになってしまうわけです。

本来なら40点のはずが、減点で38点になれば、入所最低点数40点の保育園にはまず入れません。
少しでも心配な点があれば、担当者に確認しましょう。

うちが減点されそうな項目はないでしょうか?

この提出した書類で会社の存在が証明されていますか?


長くなりましたが、私が実際にやってみて、
ここを気をつけなきゃダメだなってことを書き留めました。

認可保育園の入所は、本当に厳しいです。
私は運が良かったとも思います。

ただ、間違いなく大変で、面倒くさいことですが、できることを全てやって落ちれば何かおかしいとすぐ気付きます。

どこか手を抜いていたら、落ちたのは自分のせいかなと思ってしまうので、容赦なく自治体に抗議するためにも、私は実直に自分ができることをできるだけやりました。

少しでも待機児童が少なくなることと、下手な手を打って損してしまう保活がなくなることを切に願います。

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