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甲子園マジック #ポケットエッセイ vol.3

障害者が利用する就労移行支援に通っていたとき、サポートしてくれた支援員のみんなは私よりずっと年下だった。

10年以上就労のブランクがあり、いつの間にか浦島太郎状態になっていた。

甲子園球児がいつの間にか年下になっている、そんな感覚だ。

担当してくれた支援員は新卒の人で少し頼りなさそうだったが、みるみる成長し、模擬面接の訓練ではビシビシと鋭い質問をしてきて、私はたじろいだ。

「私も頑張りますからchihiromanも頑張ってください。」と応援してもらい勇気づけられた。

デジタルネイティブと言われる若い人たちはパソコンやスマホのスキルも凄い。

若い人たちの力をエナジーにして這い上がろう。

コロナ禍での就活は想像以上に大変だったけど、卒業のとき、支援員さんが「chihiromanから逆に学ぶことも多かったよ。」と声をかけてくれた。

私はすごく誇らしかった。

私は世代を超えたシナジーの魔法にかかった。

もう怯むことはない。

真っ直ぐ生きていこう。

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