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熱い眼差しとリメイク

鞄をもらった。
キルト入りでフカフカ感を演出しているが、布はゴアゴア。
ハンドルはアクリルテープなので硬い。

大きさを頼りにいっぱい詰めたら重たくなる。
その重さをこのアクリルテープで支えたら、手が痛く感じるだろう。
そのままでは持ち歩くことはないだろうと思った。

捨てようかと思った時、中心におわすキャラクターがなんともいえない眼差しで私を見つめていた。

じっと、じっと。
そして、じわりじわりと情が湧くのを感じた。

うん、解体してみよう。

私はそう思い、ニッパーを手に取った。

生地の端に、中国語で何か指示が書いてある。
そうか、中国の工場で働く方々がミシンを踏んで作ったんだなぁ。
そんなことを思った。

解体したらこんな感じ。
糸の目は荒く、思ったよりほどき易かった。
フカフカは梱包に使うような素材だったのでポイポイ。

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内布とアクリルテープで真っ黒なエコバッグが一つできる。
夫にあげたら喜ぶだろう。

外布には、他の捨て鞄からテープだけ拝借、こちらは肌触りも良い。

さて、このキャラ鞄、何に仕立てようか。

ポーチ?
巾着?
バッグ?
硬いので、インナーバッグにいいかもしれない。

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