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副業ダイアリー 1 常に人手不足の飲食店

プロローグ

氷河期世代、不景気、物価高、コロナ禍、円安、増税、(そしてこれからインボイス制度スタート)と、なかなか生き抜くことが厳しい日本になってまいりました。

同級生や同期の友人が海外に移住した、という話も比較的当たり前になってきています。
本当に「まさかこんなことになるなんて」が当たり前に起こる時代に入りました。
来年、自分がどうなっているのかもわからない毎日(鬼、大爆笑!?)ですが、当面は副業をしつつ、日本で頑張りたいと思っています😀

様々な副業体験を友人に話したところ
「嘘!信じられない!話作ってない!?」
という反応があり、もしかして、未体験の人にとっては異次元ワールドの話なのでは、とはたと気づきました。

😊というわけで、空き時間に、副業日記をつけていくことにしました。


居酒屋・飲食店

さて、一回目は、学生時代のバイトの友、居酒屋・飲食店です。

マンガやドラマでは、接客が楽しい、出会いがある、お酒にくわしくなる、とほんわかイメージで描かれることの多い居酒屋バイトですが――。

でも、経験者が遠い目で必ず回想するのが、
トイレ掃除

※ここから先は汚トイレ事情のお話なので、お食事中の方や、汚物話題が苦手(得意な方などいませんが……)な方はご注意ください!


店舗によって頻度は違うものの、必ず汚トイレ事件、発生します。
居酒屋以外の飲食店でも、実は、汚トイレ事案は日常発生しています。
(少し前までは喫煙可能店舗が多く、タバコの吸い殻始末にはずいぶんスタッフが悩まされたものですが、禁煙店が増えてその点はだいぶ楽になりました♪)

居酒屋となると、季節によっては毎日、毎時間です。
慢性人手不足の業界の為、接客に追われてトイレチェックの時間がなかなかとれなかったりすると、ゲロの上にさらに別のお客様のゲロ(もらいゲロ!?)、さらにこれも高頻度で下痢しぶきも発生します。
お酒が過ぎると、上からも下からも、という状態になる方が多いのでしょうか……😔(健康のため、飲み過ぎ注意です!)

汚トイレ状態になった時、お店のトイレのほとんどが、とにかく掃除がしにくいのです。
体の動かしにくい狭いスペースの中で、壁、床、便器の汚物をまずかき集め、拭き取り、洗える部分は洗う、という作業をめまぐるしい接客の合間に繰り返し行うことになります。
ノロウイルス感染など、感染症の危険もあります。
(ちなみにノロウイルスはアルコールでは除菌しきれません。必ず次亜塩素酸ナトリウム消毒をしましょう)

必ず汚れる場所なので、便器も壁も床も、ざーざー水を流して丸洗いできる、掃除しやすい設計になっていたら、スタッフの苦痛がかなり軽減されると思うのですが、経営者、ならびに設計者の皆様、いかがでしょうか。
(苦痛の多い職場はやはり、スタッフが長続きしないものです)

遠い目回想のふたつ目に登場するのが、
体の故障!

重い日本酒の瓶、ビールジョッキをシフト中、ずっと運び続けます。
仕事初日の一時間程度ならあまり負担は感じないのですが、これを何時間も繰り返し、毎日繰り返しているうちに、腱鞘炎、筋膜炎、関節炎を発症していきます。腰痛に苦しむスタッフも多いです。
店舗によっては配膳ロボットの導入が始まっていますが、まだまだ数は少ないです。

飲食店は街にとってなくてはならないもの、なのですが、常に人手不足です。

ブラックだから人手不足になるのか、人手不足だからブラックになるのか。
そうした現場はとかく様々な違法や不正がはびこって、従業員にとっては働きにくい環境になっていることもしばしば。
卵が先か、鶏が先か、理論ですね。
実際に体験した現場の範囲でのお話になりますが、
働きやすいお店は離職率が非常に低いです。

離職者が多い、働きにくい現場とは――。

第二回は、ざっくりと法律や公序良俗についてお話したいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます😀

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