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「やりたい」気持ちを思い出すためにできること

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先日、have toをwant toに変換する方法をいくつかご紹介いたしました。

want toとhave toの関係性は、とてもシンプルですが、とても深いなぁ〜と実感する今日この頃です。


やりたいことはあるんだけど、プロセスの中でhave toが混ざってしまうことがある。そんな時どう考えたらいいんだ?と感じた時に、胸に響いたエピソードがあるのでご紹介したいと思います。


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元祖コーチと言われている、アメリカ人のルー・タイス氏が昔、ケニアの長距離ランナーのコーチをしていた時のこと。



その選手はモントリオールオリンピック出場に向けて練習をしていました。そんな中、レースの最終ラップ、最後の400メートルになるといつも激痛に襲われるという悩みを抱えていました。


レースのそのポイントに差し掛かると「あと400メートルも走らなければならない」という想いが頭をよぎって走れなくなると。



選手のこの悩みに対して、ルー・タイス氏はこうアドバイスします。

最終ラップに入って、最後の400メートルを走らなければならないとわかったら、そこで止まって、トラックの内側に座り込むんだ。


走るのをやめれば、少なくとも痛みは治まります。苦しいのが嫌ならば、やめたらいい。しかしこのアドバイスに対して、選手は「そんなことをしたらレースに負けてしまうではないか」と抵抗します。

僕が走るのは、モントリオール・オリンピックで勝てたら、牛がもらえるからです。僕の国ではそれでずいぶん金持ちになれるんです。家族は、僕をアメリカの大学に送るために自分たちの生活を犠牲にしてきました。

だから僕は、家族のためにも国のためにも、金メダルを獲りたいんです。

この言葉に対するルー・タイス氏の言葉は何だと思いますか?




それは、「shut up & run(黙って走れ)」でした。



その選手が「あと400メートル走らなければいけない」と、have toを基準に考えていたことを知り、それが痛みの原因を作っていることがルー・タイス氏には分かっていました。


「やらなければいけない」と考えると、ストレスを受けた脳は自分自身を守ってあげるために、「どうしたらこれをやらなくて済むか?」をクリエイティブに考え出し、やらなくていい状況を創り出します。


本当は無理して走る必要はない、いつだって自分の意志で止まることができる。けれど、「走って勝ちたい」というwant toをルー・タイス氏が引き出し、選手も具体的に口にすることでゴールを再認識しました。

want toのゴールを自覚できれば、レースの練習一つひとつが、自分がしたい、選ぶ、好むものになり、「やらない理由」としていた激痛もなくなるはずです。

結果、この選手はオリンピックで2度の金メダル他、いくつものメダルを獲得し、現在では中長距離で一大勢力となっているケニア台頭のきっかけとなりました。

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「黙ってやれ」と言われると、冷たい印象を受けるかもしれませんね。


それができたら苦労しないんじゃー!という声も聞こえてきそうです。



そう簡単に一瞬でコロッと考え方を変えるのは難しいかもしれません。でも、うっかりhave toに呑み込まれてしまった時に、「これは自分で選んでいる状況だ」ということを思い出せると、「自分で選んでいるのだから、自分でどうにかできる」と、能動的に捉えることができると思うのです。


いくら周りに「こうしなさい」と言われて始めたことだとしても、やらない選択肢も存在はしているはずです。でも実際にやっているのなら、それは自分でやることを選んでやっているということ。



「自分は今何を選んでいるのか?」「変えるなら何を選びたいのか?」と思えるだけで、少し希望の光が見えてきませんか^^



選択肢を見つめた結果、ケニアの選手のように続けることを選ぶこともあれば、まったく別の道を選ぶ可能性もあると思います。


とにもかくにも、まずは自分の幸せのために、周りの人の幸せのために、「自分自身で状況は選べる」ということを思い出してください♡



最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
今日もステキな時間をお過ごしください^^


(エピソードは『アファメーション(ルー・タイス著)』より)


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