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谷崎潤一郎・細雪を読んで

👍🏻👍🏻👍🏻👍🏻👍🏻👍🏻♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️
これまで読んだ彼の官能(ド変態&エロ)小説とはかけ離れた物語。
ついに読了!何という結末。
でも下巻が一番面白かった。、
波瀾万丈に拍車がかかったような展開。
終わり方は映画『ローマの休日』に似た“何とも美しい諦め”を感じました。(雪子)
妙子は中巻では、現代子っぽくて応援してたけど終盤は『ナオミ』を感じさせ、やや裏切られた感。でも赤子の死は衝撃的すぎて、ここまでやるかとも思ったり。

そして。この時代の結婚って大変なんだなあ、と。
女性は働かないのが当たり前。生きていくためには結婚して出産、子育てする。それが“幸せの方程式”と言わんばかりな。

この『女性・結婚・自立』あたりのテーマ設定&4姉妹という組み合わせは、どうしても『若草物語』と比べたくなっちゃう。大学生で文学部にでも所属してたら卒論はこれにしたい!笑
今なら何文字でも書けるし、語れる気がする😂

また読み返したい。原作の日本語で読めることに感謝すべき一冊。
美しい文章が奏でる素晴らしい作品に出会えて本当に良かったです。

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